「Xperia Z5 Premium」ならではのメリットをあらためて考える

» 2015年11月20日 18時24分 公開
[田中聡ITmedia]

 スマートフォンとしては世界で初めて「4K」サイズのディスプレイを搭載した「Xperia Z5 Premium SO-03H」が、日本でもいよいよ11月20日にNTTドコモから発売された。ソニーモバイルコミュニケーションズは今回、Xperia Z5シリーズとして「Xperia Z5」「Xperia Z5 Compact」「Xperia Z5 Premium」の3モデルを投入するが、あらためて、「Premium」ならではのポイントがどこにあるのか、チェックしておく。

photophoto Xperia Z5 PremiumのBlack
photo 触れるだけでロックを解除できる指紋センサーは、Z5シリーズ共通だ

何はともあれ「4K」ディスプレイ

 Xperia Z5 Premiumの象徴ともいえるのが、4K(2160×3840ピクセル)という高精細な液晶を搭載していること。スマートフォンのディスプレイは、主にフルワイドVGA(480×854ピクセル)→HD(720×1280ピクセル)→フルHD(1080×1920ピクセル)→WQHD(1440×2560ピクセル)と解像度を上げてきたが、Xperia Z5 PremiumではWQHDをスキップして一気に4Kへと進化した。

 もちろん単に高精細になっただけでなく、絵作りにもこだわった。液晶テレビ「ブラビア」で培った技術を生かし、広色域を表現できる「トリルミナスディスプレイ for mobile」、画素を復元させてよりクリアに表示できる「X-Reality for mobile」は継承。さらに、Z5シリーズ共通の進化点として、 動画コンテンツで明るいところはより明るく、黒いところをより黒く表現してコントラストを効かせる「ダイナミックコントラストエンハンサー」も搭載した。

 またソニーモバイルによると、Xperia Z5 Premiumのみ、ディスプレイの偏光板に特殊な処理をすることで、斜めからでも明るく、黒が浮きにくい表現(黒が締まって見えること)を可能にしたという。このあたりの詳細や体感的なところは、後日インタビューやレビューでも紹介する。

photophoto 800万画素の写真を拡大しても、画素が粗くなることなく、クリアに表示できる(こちらは試作機で確認したもの)

 4Kの解像度で表示できるのは「アルバム」アプリから再生した静止画と動画、また「ビデオ」アプリで再生した動画に限られる。YouTubeやdビデオなどの4K未満のコンテンツは4K相当にアップスケーリングする形となるが、ソニーモバイルによると、「専用のプレーヤーを利用して再生する動画コンテンツ」は、アップスケーリングの対象外となるとのこと。ちなみにワンセグ/フルセグはアップスケーリング可能だ。

4K動画をキャプチャーできる

 カメラのモジュールや撮影機能も基本的にはZ5シリーズ共通だが、Xperia Z5 Premiumならではの機能として、撮影した4K動画から、好きなシーンを静止画としてキャプチャーして保存できる。従来機種でも、4K動画の撮影中に、静止画を同時に保存することはできたが、今回は撮影後に好きなシーンを選んでキャプチャーできるので、決定的瞬間を逃すことがなくなる。

photophoto 動画の編集画面で「フォトキャプチャ」を選択して動画を再生後、任意のシーンでカメラアイコン付きの「保存」を選ぶと、4Kの静止画として保存できる

5.5型の大きなディスプレイ

 Xperia Zシリーズ上位モデルのディスプレイは、これまでは5〜5.2型だったが、Xperia Z5 Premiumでは5.5型へサイズアップした。幅はXperia Z5の72ミリから76ミリに増えたが、片手で持てないサイズではない。

 ホーム画面やSNSアプリなど、動画と(アルバムアプリから表示する)静止画以外のコンテンツはフルHD表示にとどまるが、5.5型のサイズはスマホとしては十分だろう。ただしその反面、片手操作はしにくくなるので、大きさと操作性のどちらを優先するかは悩ましいところだ。

photo 左がXperia Z5、右がXperia Z5 Premium。Z5よりはひとまわり大きい
photophoto 5.5型なので情報量の多いサイトも快適に閲覧できる(写真=左)。片手で握ったときに親指は端の方までは届かないが、片手で持つこと自体は問題ない(写真=右)

プレミアム感の漂うボディ

 スペックのインパクトは「4K」だが、Xperia Z5 Premiumは見た目のインパクトもなかなかスゴい。ChromeとBlackはいずれも背面が蒸着処理による鏡面仕上げになっており、特にChromeは「鏡そのもの」と言っていいほどピカピカだ。半透明のフロストガラスを採用してマットな質感のXperia Z5、Xperia Z5 Compactと異なり、製品名通りの“特別感”を得られるだろう。ちょっと人に見せびらかしたくなること請け合いだ。

photo こんな感じに、Chromeは鏡同様に映り込む。手前にあるのは「Xperia Z4」
主なスペック(ドコモ版)
Xperia Z5 Premium Xperia Z5 Xperia Z5 Compact
OS Android 5.1 Android 5.1 Android 5.1
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 810 MSM8994/2GHz 4コア+1.5GHz 4コア Qualcomm Snapdragon 810 MSM8994/2GHz 4コア+1.5GHz 4コア Qualcomm Snapdragon 810 MSM8994/2GHz 4コア+1.5GHz 4コア
サイズ(幅×高さ×奥行き) 約76×154×7.8ミリ 約72×146×7.3ミリ 65×127×8.9ミリ
重量 約181グラム 約154グラム 約138グラム
バッテリー容量 3430mAh 2900mAh 2700mAh
連続待受時間 LTE:約490時間、3G:約510時間 LTE:約410時間、3G:約440時間 LTE:約400時間、3G:約430時間
連続通話時間 LTE:約1330分、3G:約860分 LTE:約1160分、3G:約740分 LTE:約1080分、3G:約700分
実使用時間 約77時間 約77.4時間 約85.6時間
メインカメラ 有効約2300万画素CMOS 有効約2300万画素CMOS 有効約2300万画素CMOS
高速AF
鮮明な5倍ズーム
4K動画撮影/編集でキャプチャー ○/ ○/− ○/−
インカメラ 有効約510万画素CMOS 有効約510万画素CMOS 有効約510万画素CMOS
ストレージ 32Gバイト 32Gバイト 32Gバイト
メインメモリ 3Gバイト 3Gバイト 2Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大200Gバイト) microSDXC(最大200Gバイト) microSDXC(最大200Gバイト)
ディスプレイ 5.5型4K(2160×3840ピクセル)TFT液晶 5.2型フルHD(1080×1920ピクセル)TFT液晶 4.6型HD(720×1280ピクセル)TFT液晶
ボディカラー Chrome、Black White、Graphite Black、Gold、Green Yellow、White、Graphite Black、Coral
外部接続 MHL 3.0 MHL 3.0 MHL 3.0
キャップレス防水
指紋センサー
オーディオ ハイレゾリューション音源再生、DSEE HX、LDAC、デジタルノイズキャンセリング(ハイレゾ再生と両立)、S-Force Front Surround、ヘッドフォン自動最適化 ハイレゾリューション音源再生、DSEE HX、LDAC、デジタルノイズキャンセリング(ハイレゾ再生と両立)、S-Force Front Surround、ヘッドフォン自動最適化 ハイレゾリューション音源再生、DSEE HX、LDAC、デジタルノイズキャンセリング(ハイレゾ再生と両立)、S-Force Front Surround、ヘッドフォン自動最適化
防水・防じん IPX5/IPX8、IP6X IPX5/IPX8、IP6X IPX5/IPX8、IP6X
NOTTV/ワンセグ/フルセグ /○/ /○/ −/○/−
おサイフケータイ

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