最後に東京都内のアイティメディア社内(会議室)で午後(12時20分〜)に測定した。
下りは圧倒的な強さでau(LTE NET)が4連勝。今回は下り平均41Mbps台だが、実用上は十分だ。10月も下り平均40Mbpsなので、通信速度も毎月安定している。
10月に下り平均42MbpsだったUQ mobileは、11月は下り平均0.92Mbpsと急下降。MVNOならではの不安定さともいえるが、再び本家を上回る通信速度を見せてくれるのだろうか……。
そしてmineoは下り平均0.55Mbps。本企画の当初は計測を13時前後に行っており、その時は好調だった。それを考えればランチタイムは我慢の時間。少し耐えればスムーズに使えるはずだ。
計測開始時刻 | 下り平均(Mbps) | 上り平均(Mbps) | |
---|---|---|---|
UQ mobile | 12:30 | 0.92 | 10.49 |
mineo | 12:24 | 0.55 | 11.55 |
au(LTE NET) | 12:20 | 41.76 | 5.74 |
10月のUQ mobileの強さが発揮されなくなった一方で、本家au(LTE NET)の強さがひたすら際立つ展開となった。混雑時間帯は本家にかなわないのがよく分かる。
ただしUQ mobileは横浜駅の夕方では頑張っており、今後の通信速度次第では、ランチタイムさえ気を付ければよいのかもしれない。
mineoは10月の測定時間帯の変更以来、混雑時間帯の影響をもろに受けているが、料金の安いMVNOは本来、こういったことは覚悟のうえで使うもの。また、上りの通信速度は影響していないし、混雑時間帯を避ければ、ドコモ系MVNOのいずれのサービスをも上回る速度。メリットはまだ十分ある。
11月の測定結果から、各サービスの傾向を述べると以下のようになる。
今回の結果を見ると、今後の3サービスは、本家が強いまま、MVNOがひたすら負け続けるのでは……と予想している。ただ順位は変わらずとも、個々の通信速度が速まることはあり得るので期待したい。
またユーザー数や、新サービスの導入、新しいMVNOの追加は大きな変化を起こす要素。このへんも年末年始、来春に向けて何か起きないか、期待したいところだ。
今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、ほかのさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.