MM総研が1月14日、2015年9月末時点における格安SIMとSIMロックフリースマートフォン市場の動向を発表した。
2015年9月末時点でのスマートフォン(以下、スマホ)の契約数は7237件で、このうち、MVNOのSIMカード(格安SIM)の契約数は321万件。スマホ全体に占める格安SIMの契約比率は4.4%となった。この321万契約のうち、116万件(36.1%)が大手キャリアのスマホを使用、114万件(35.5%)がSIMロックフリースマホを使用、85万件(26.5%)が中古スマホを使用していた。
2015年度上期(4〜9月)のSIMロックフリースマホの出荷台数は66.8万台で、スマホ全体の出荷台数(1328.8万台)に占める割合は5%だった。2015年度通期のスマホの合計出荷台数は2895万台と予測しており、うちSIMロックフリースマホは135万台(4.7%の比率)になる見通し。また、2016年度は185万台、2017年度は272万台、2018年度は381万台までSIMロックフリースマホの出荷台数が増えると予測している。
MVNOや格安SIMの認知度(知っているか、知らないかの二択)についても調査したところ、2015年5月の調査結果と比べて、認知度が向上していることが分かった。例えば「MVNO」は4.5ポイント増の24.1%、「格安SIM」は10.2ポイント増の45.4%、「SIMフリー」は3.4ポイント増の49.7%だった。
SIMロックフリースマホの購入意向について質問したところ、「購入したい」が7.3%、「購入したくない」が23.4%、「その他・わからない」が69.3%だった。
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