2014年4月に「イオンスマホ」として端末代と音声通話付SIMカードがセットで月額2,980円のプランを打ち出し、一躍「格安スマホ」ブームを作ったイオンリテール株式会社(以下イオン)。そのイオンが2016年2月26日から「イオンモバイル」と名称を改め自らMVNOとなり、新サービスの提供を行うことを18日発表しました。
今回の発表では、全国213店舗あるイオン各店で故障修理の受付やプラン変更などのサポートを行い、料金プランも月額基本料金が480円から29種類用意。さらに2年縛りといったこともなく、いつでも無料で解約できるとのこと。なお、29種類のプラン内容は以下のとおりです。
高速データ 通信容量 |
音声プラン | データプラン | シェア音声プラン |
---|---|---|---|
0.5GB | 1,180円 | ― | ― |
1GB | 1,280円 | 480円 | ― |
2GB | 1,380円 | 780円 | ― |
4GB | 1,580円 | 980円 | 1,780円 |
6GB | 1,980円 | 1,480円 | 2,280円 |
8GB | 2,680円 | 1,980円 | 2,980円 |
12GB | 3,280円 | 2,680円 | 3,580円 |
20GB | 5,980円 | 4,980円 | 6,280円 |
30GB | 7,980円 | 6,980円 | 8,280円 |
40GB | 10,800円 | 9,980円 | 11,100円 |
50GB | 14,800円 | 13,800円 | 15,100円 |
最大50GBまで使えるデータ容量は圧巻。価格帯も業界最安値を謳うDMMmobileよりも安い設定となっているプランも複数見受けられます。あまり聞き慣れない「シェア音声プラン」とは音声付SIM1枚とデータ専用SIMが2枚セットになったプラン。このシェア音声プランのデータ専用SIMには、音声追加オプション(月額700円/回線)とSMS追加オプション(月額140円/回線)を付けることもできるので、「家族でまるごとイオンモバイルにMNP!」といった乗り換えを行うのに適しています。
また共通の有料オプションとして、「電話サポート」「端末保障」「セキュリティ」といったスマホを使う上で必須とも言えるサポートも用意。これらオプションはそれぞれ個別でつけることもできますが、全てセットになった「安心パック」としても契約できるようになっており、充実の内容が月額600円で利用することができます。店舗でのサポートも含め、この手厚いサポート内容はさすがはイオンと言えるもの。買い物のついでにスマホの不調も聞きに行くなんてことも容易になりますね。
これまでイオンで取り扱っていた「イオンスマホ」は、様々なMVNOとのコラボレーションによって販売してきました。イオンスマホで与えたインパクト同様、もしくはそれ以上の衝撃となった各プランがどのような影響を今後与えることになるのでしょうか。なお、現時点での取扱い端末が不明となっているので、どのような商品ラインアップを取り揃えてくるのか気になるところ。イオンスマホで起こした格安スマホブームの再来となるのではないでしょうか。
(文:SIM通編集部)
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