MMD研究所は3月18日、15〜69歳の男女3万5061人を対象とした、格安SIMサービスの利用動向調査の結果を発表した。
格安SIMサービスを利用している人は11.5%だった。メインで利用している格安SIMサービスは「OCN モバイル ONE」がトップの16.4%で、市場シェアをそのまま反映する結果となった。2位は「楽天モバイル」の15.9%、3位は「IIJmio」の11.3%だった。
契約プランはデータ通信が53.3%、音声通話プランが46.7%で、音声がデータに迫る勢いで増えていることが分かる。また、格安SIMをメイン回線として使っている人が増えていることもうかがえる。
契約プラン別の格安SIMサービスは、音声通話プランの利用者は楽天モバイル(21.9%)、データ通信プランの利用者はOCN モバイル ONE(20.9%)が最も多かった。
格安SIMを利用する端末は、Androidスマートフォンが最多となる52.7%で、iPhone(23.2%)、タブレット(13.4%)、モバイルWi-Fiルーター(9.4%)が続く。スマートフォンは全体の75.9%だった。端末別の格安SIMサービスについては、AndroidスマートフォンとiPhoneは楽天モバイル、タブレットとモバイルWi-FiルーターはOCN モバイル ONEが最多だった。
格安SIMサービス利用者の男女比は、全体は男性が66.8%、女性が33.2%だったが、サービス別に見ると、イオンモバイルは女性が50.6%で唯一男性よりも多い。ほかに、楽天モバイル(44.2%)と、意外なところでは(?)DMM mobile(40.3%)も女性比率が高い。市場シェアの高いOCN モバイル ONEは26.4%、IIJmioは26.3%、BIGLOBE SIMは25%と女性比率は少なめだ。
また、楽天モバイルは64.4%、イオンモバイルは74.4%が音声通話プランを契約しており、全体の46.6%よりも、特に高い比率となった。
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