誰でも買いやすいSIMフリーを――「もう1つの選択肢」を目指す「FREETEL 2.0」の幕開けテレビCMも開始(2/3 ページ)

» 2016年05月18日 18時30分 公開
[井上翔ITmedia]
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FREETEL SIM:ユーザーの要望に応えて「定額プラン」を提供

 FREETEL SIMの「使った分だけ安心プラン」は、通信量が少ない月は安く、多い月はそれなりに支払うということにメリットがある。一方で、支払う料金を予測しづらいというデメリットもある。

 「使った分だけ払うよりも、月々に支払う料金を明確にしたい」というユーザーも少なくないことを受けて、5月27日から月間に高速通信できる容量を固定した「定額プラン」を提供する。このプランでも、FREETEL SIMの特徴である「メッセンジャーアプリ通信料0円サービス」を利用できる。

FREETELでんわ:品質を向上し、FREETEL SIM以外でも利用可能に

 MVNOは、携帯電話回線で直接使える通話定額プランを提供していない。回線の卸元である大手キャリアが、MVNOに通話定額プランを卸していないからだ(参考記事)。

 そこで、一部のMVNOではインターネット(IP)電話、あるいはプレフィックス発信を使った(準)通話定額サービスや通話割引サービスを提供している。FREETELでは、大手キャリアや他のMVNOでも使える通話割引サービス「通話料いきなり半額」と、FREETEL SIMユーザー限定の準通話定額「FREETELでんわ」を提供している。いずれも、プレフィックス発信を使ったサービスだ。

 このうち、FREETELでんわについてサービスの改善と提供対象の拡大を行う。まず、6月に通話品質の向上と、現在は非対応となっている固定電話への発信番号通知に対応する。また、2016年夏をめどにFREETEL SIM以外のユーザーでもFREETELでんわを使えるようにするという。FREETELでんわの他社開放については、詳細が決まり次第別途発表する。

FREETELでんわの取り組み FREETELでんわは6月に通話品質向上と固定電話への番号通知対応を行う。2016年夏をめどに、他社の携帯電話回線でも利用できるようにする方針も明らかになった

他社とのサービス・アプリとのコラボ:スマホやFREETEL SIMでの最適化も

 FREETELは、自社のサービス・アプリの改善だけではなく、他社のサービス・アプリとのコラボレーションにも力を入れるという。

 その第1弾として、NTTドコモの「dTV」「dマガジン」「dヒッツ」のFREETEL SIMユーザーへの販売を4月12日に開始している。また、第2弾として「music.jp」のFREETEL SIMユーザーへの販売とポイント優遇を6月から開始する予定だ。

 今後は、FREETEL SIMでのパケット料金無料化や、FREETELスマホ向けのサービス・アプリの最適化も視野に、他社との連携強化に積極的に取り組む方針だ。

他社連携を強化 自社のサービス・アプリだけではなく、他社のアプリ・サービスとの連携を強化
NTTドコモやmusic.jpと連携 NTTドコモのサービスに続き、music.jpの販売も開始する。music.jpとの連携では、FREETEL SIMユーザー向けのポイント優遇も行う予定

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