IDC Japanは、11月30日に2016年第3四半期(7月〜9月)国内携帯電話・スマートフォン市場実績値を発表した。
携帯電話・スマートフォンの出荷台数は前年同期比1.4%増の767万台となり、5四半期続いた前年割れは終わったものの増加幅は小さく、市場の成長は鈍化傾向にある。Appleは389万台のiPhoneを出荷したが前年同期0.9%減となる一方、メーカー別シェアでは50.7%とトップを維持。2位は3キャリアに幅広いラインアップを提供したシャープが11.9%、3位は「らくらくスマートフォン」でシニア層に人気を得ている富士通の11.2%となった。
スマートフォンの出荷台数は703万台で、前年同期比18.8%増。メーカー別シェアではApple、シャープと続き、3位は「Xperia X Performance」が好調だったソニーモバイルコミュニケーションズとなっている。
国内スマートフォン市場は成長に鈍化が見られる一方、ARデバイスやVRプラットフォーム、ウェアラブルデバイス、IoTの情報を処理するハブとして今後もスマートフォンが果たす役割は拡大していくとしている。
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