「Android Wear 2.0」搭載「LG Watch」2モデルと更新可能端末リスト発表

» 2017年02月09日 07時53分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは2月8日(現地時間)、ウェアラブル端末のOS「Android Wear 2.0」の正式版リリースと、それを搭載する初の端末になる「LG Watch Style」(以下、Style)および「LG Watch Sport」(以下、Sport)を発表した。

初のAndroid Wear 2.0端末「LG Watch」の2モデル

 新端末は北米で10日の発売。最初の提供地域には日本は含まれない。名称から製造元は韓国LG ElectronicsとみられるがGoogleは「2モデルともGoogleとのコラボで設計された」と説明しており、LGからの正式発表は本稿執筆現在はまだない。

 wear 1 「LG Watch Style」(左の3本)と「LG Watch Sport」(右の2本)

 2モデルの大きな違いは、SportはNFCとLTEをサポートする点。また、Sportの方がややサイズが大きい。米国での販売価格はStyleが250ドル(約2万8000円)、Sportは349ドル(米Verizonの2年契約付きでは330ドル)。米国では、VerizonとAT&TがSportを販売すると発表した。

 wear 2 LG Watch SportはVerizonで2年契約付きで329.99ドル

 SportのLTEは、連係するスマートフォンの電話番号と紐付けられたもので、スマートフォンとBluetoothで接続していなくても、スマートフォンにかかってきた電話やメッセージを受信し、通話/返信できる(キャリア側がサポートする必要がある)。

「LG Watch Style」と「LG Watch Sport」の主な仕様
機種名 LG Watch Style LG Watch Sport
メーカー LG Electronics(Googleと協力) 同左
OS Android Wear 2.0 同左
プロセッサ Qualcomm Snapdragon Wear 2100 同左
メインメモリ 512MB 768MB
ストレージ 4GB 4GB
ディスプレイ 1.2型円形 1.38型円形
解像度 360×360ピクセル 480×480ピクセル
バッテリー容量 240mAh 430mAh
ボディーカラー Silver、Titanium、Rose Gold Titanium, Dark Blue
サイズ(本体部分) 約42.3×45.7×10.79ミリ 約45.4×51.21×14.2ミリ
重量 約46g 約89グラム
ネットワーク Wi-Fi、Bluetooth Wi-Fi、Bluetooth、LTE(2/4/5/13)

Android Wear 2.0の主な新機能と対応端末

 Android Wear 2.0はWWDC 2016で発表され、秋にリリースされる予定だった。

 wear 3 Smart Reply

 主な新機能は、以下の通り。

  • Google Assistant」のサポート
  • (Apple WatchのComplicationsのような)ウォッチフェイスのカスタマイズ
  • 「Smart Reply」や手描き入力でのメッセージングでの返信
  • スマートフォンの携帯番号によるLTE通信(スマートフォンなしでの通話やGoogle Play Musicなどのアプリの利用が可能)
  • プッシュ通知の改善

 Android Wear 2.0にアップデートできる端末は以下の通り。

  • ASUS ZenWatch 2、3
  • Casio Smart Outdoor Watch
  • Casio PRO TREK Smart
  • Fossil Q Founder
  • Fossil Q Marshal
  • Fossil Q Wander
  • Huawei Watch
  • LG Watch R
  • LG Watch Urbane & 2nd Edition LTE
  • Michael Kors Access Smartwatches
  • Moto 360 2nd Gen
  • Moto 360 for Women
  • Moto 360 Sport
  • New Balance RunIQ
  • Nixon Mission
  • Polar M600
  • TAG Heuer Connected

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