iPhone・Android両対応! ソフトバンクの「訪日旅行者向けSIM」を日本人が使ってみるふぉーんなハナシ

» 2017年02月26日 15時50分 公開
[井上翔ITmedia]

 ソフトバンクの「ソフトバンク」ブランド(以下「SoftBank」)では、携帯電話の通信に必要な「USIMカード」が端末種別ごとに分かれています。4G LTE/4Gスマートフォン用のものだけでも大きく以下の4種類があり、異なる端末種別では相互に使い回すことができません。

  • iPhone用(SIMロックフリーiPhoneを含む)
  • Android用(NFC対応機種)
  • Android用(NFC非対応機種)
  • SIMロックフリー端末用(iPhoneを除く)

 しかし、SIMロックフリー(あるいはSIMロック解除済み)であることが条件ではあるものの、SoftBankからiPhoneとAndroidの両方で使えるSIMカードが登場しました。その名は「Prepaid SIM for Travel」。字面の通り、訪日旅行客向けのプリペイドSIMカードです。

 SoftBankでiPhoneとAndroidの両方を使えるSIMカードは非常に貴重。そこで筆者はひとりで沖縄に行ってきた帰りに、東京国際空港(羽田空港)の国際線ターミナルビル2階にある「モバイルコミュニケーションサービスカウンター」で富士山デザインのものを購入してみました。1日遅れのクリスマスプレゼントとして。

Prepaid SIM for Travel(富士山デザイン) 筆者が購入した「Prepaid SIM for Travel(富士山)」。購入当時(2016年12月26日)の価格は5500円(税込)だったが、場所によって販売価格が異なるという(オープン価格なのである意味当然か)

契約時はパスポート必須 購入時に本人確認書類が必要なことも

 先述の通り、このSIMカードは“訪日旅行客”向けではありますが、日本在住者であっても有効な旅券(パスポート)を持っていれば契約できます

 購入時についても、ソフトバンクレンタルカウンターでは本人確認書類を提示する必要があります。ただし、購入時は旅券のほか、運転免許証や外国人登録証も本人確認書類として有効です。沖縄帰りということもあり、筆者は購入日に日本国旅券を持ち合わせていませんでしたが、運転免許証を提示して購入できました。

日本国旅券 旅券(パスポート)さえ持っていれば、日本在住者でも購入・契約可能。購入時の本人確認については、運転免許証や外国人登録証でもOK

パッケージと説明書に日本語“なし” ゼムクリップは「SIMピン」代わり?

 繰り返しですが、Prepaid SIM for Travelは“訪日旅行客”向けのプリペイドSIMです。そのためか、パッケージには英語の説明しか書かれていません。パッケージ内のセットアップガイドには、英語に加えて韓国語と中国語(繁体字・簡体字)の記載があります。日本語の記載は一切ありません。英語はそこまで難しくないですが、英語に苦手意識がある場合は要注意です。

パッケージ裏面 パッケージ裏面にある購入にあたっての留意事項。記載は英語のみ
パッケージ開封 パッケージを開けると、Android端末用のAPN設定と利用開始手続き案内が書かれている。こちらも記載は英語のみ
セットアップガイド セットアップガイドは、英語(写真)のほかに韓国語と中国語(繁体字・簡体字)の記載もあるが、日本語はやはりない

 セットアップガイドを読もうとしたところ、ガイドにゼムクリップが付いていることに気が付きました。ガイドは1枚しかなく、ゼムクリップを付ける必然性はありません。SIMトレイを開けるピンの代用品としてゼムクリップを付けているのだと思われます。

ゼムクリップ セットアップガイドに付いていたゼムクリップ。状況的にSIMピンの代用品だと思われる

SIMカードは「マルチサイズ」 端末に合わせてカットする

 Prepaid SIM for Travelは、標準、Micro、Nanoサイズを端末に合わせてくりぬくマルチサイズSIMカードとなっています。特にMicroサイズにくりぬく場合、気を付けないとNanoサイズでくりぬかれてしまうので注意しましょう。

 初回セットアップ時は、ひとまずASUSの「ZenFone 3」で使うためにMicroサイズでくりぬくことにしました。

Prepaid SIM for Travel(富士山デザイン)の表面Prepaid SIM for Travel(富士山デザイン)の裏面 Prepaid SIM for TravelはマルチサイズSIMカード。使う端末に合わせてくりぬく
MicroサイズにくりぬいてZenFone 3のSIMトレイに MicroサイズにくりぬいてZenFone 3のSIMトレイに。SIMトレイを開ける際には付属のゼムクリップを使った

SIMを入れたらAPN設定(Android端末の場合)

 SIMカードの挿入後、Android端末ではAPN(ネットの接続先)を設定する必要があります。パッケージやセットアップガイドに書かれている通りにAPNを登録して設定すればOKです。

 なお、iOS端末(iPhone/iPad)ではAPN設定不要でネットにつながります。4G LTE/4Gエリアで利用する場合は「4Gをオンにする」ことを忘れないようにしましょう(標準では「オン」ですが)。なお、Prepaid SIM for Travelではテザリングオプション(インターネット共有)を追加料金なし(無料)で使えます。あまりアピールされていませんが、大きなメリットの1つです。

Android端末での設定 Android端末ではAPNを手動設定する必要がある
iOS端末では設定不要 iOS端末では設定不要で接続できる。しかも、インターネット共有も追加料金なしで使える

ネットにつながったら利用開始手続き

 Prepaid SIM for Travelで通信できるようになったら、このSIMカード専用の「My SoftBank」で利用開始手続きを行います。パッケージ・マニュアルにあるQRコードを読み込むか、以下のURLをWebブラウザに入力してジャンプできます。登録手続きは、毎日9時から21時まで可能です。

  • →http://c.mb.softbank.jp/r?cmcd=4100049963

 なお、このWebページにはPrepaid SIM for Travelでデータ通信しないとアクセスできません。無線LAN(Wi-Fi)接続など別の通信手段経由ではつながらないので注意しましょう。また、別のMy SoftBankアカウントでログイン中の場合も手続きできません。ログアウトしてから改めてアクセスするようにしましょう。

エラー表示 無線LAN接続中の場合(左)や、すでに別のMy SoftBankアカウントでログイン済みの場合(右)に利用開始サイトに接続しようとすると、エラーとなる。

 パッケージやマニュアルには日本語表記がありませんが、Prepaid SIM for Travel専用My SoftBankは日本語表示に対応しています。画面右上のプルダウンメニューから「日本語」を選択すれば日本語で手続きを進められます。ただし、滞在先(現住所)などは半角英数字で入力する必要がありますので注意しましょう。

日本語表示に対応 Prepaid SIM for Travel用の「My SoftBank」は日本語表記にも対応

 サイトの指示に従って必要な情報を入力し、旅券の顔写真ページの画像をアップロードして手続きを進めます。手続き完了後、入力内容に問題が無ければ30分以内にインターネット接続ができるようになります。ソフトバンクからも、手続き完了時と利用開始メールが英語で届きます。

手続きメール 手続き完了時(左)と利用開始時(右)には英語のメールが届く

 これで、現在のSoftBankでは貴重な、iPhoneとAndroidの両方に対応するSIMカードが使えるようになりました。

 プリペイドの有効期限は、31日または1GB。追加プランは500MBまたは31日間で1620円です。とりあえず、有効化または最終プラン購入日から360日間は電話番号は維持できるので、SoftBankでiPhoneの必要な場合のSIMカードとして大切に使っていこうと思います。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  3. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  4. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  5. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  6. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  7. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  8. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  9. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
  10. 「えっ、地震?」──LINEが安否確認テスト 1日限定で 「紛らわしい」との声も (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年