「“現時点での初”を凝縮した、最高の体験を与えられるXperia」 ソニーモバイルが語るXperia XZ PremiumとXperia TouchMobile World Congress 2017(3/3 ページ)

» 2017年03月08日 12時00分 公開
[石野純也ITmedia]
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Xperia Touchは日本でも発売、気になる価格は?

―― Xperia Touchはソニーの超短焦点プロジェクターをスマートデバイス化したともいえそうですが、発想の原点はそこにあったのでしょうか。

伊藤氏 新しいコミュニケーションを生み出したい、そのためには何かを新しくしなければいけない。消費者を取り巻くインタフェースをプロジェクションと組み合わせて、そのインプット、アウトプットを新しいコミュニケーションに結び付けていきたいと考えました。超短焦点プロジェクターは、小型化ができ、発色もいい。これにタッチを組み合わせることで、体験の幅を広げられると考えました。

伊藤博史 スマートプロダクトを担当する伊藤氏

―― タッチも搭載され、よりお高くなるのではという気もしますが、いかがですか。

伊藤氏 欧州では1499ユーロと発表していて、事前予約も開始しています。日本の価格については、もう少しお待ちいただければと思います。

―― ちなみに、SIMカードは入らないのでしょうか。

伊藤氏 Xperiaスマートフォンのチームと一緒にやっているので、通信をどう生かしていくのかは、常にテーマとして考えています。今回も、Wi-Fiのみに絞るか、LTEをつけるかは検討していました。コンセプト発表のあとにいろいろなお客さまとお話して、まずはWi-Fiでやっていこうと決めましたが、将来のLTE化も決してないわけではありません。ご要望をいただき、機が熟したら検討したいと思います。

LINEの「Clova」と「Xperia Ear」の関係

―― スマートプロダクトでは、参考出展で「Xperia Ear Open-style」も発表されました。

伊藤氏 Xperia Earの初号機もそうですが、「歩きスマホ」をできるだけ減らしたい。画面を見ないコミュニケーションを目指してきました。ただ、音に集中しすぎて危ない目にあってしまうと、元も子もありません。外界の音は聞こえながら、アシスタントの声をいい感じにブレンドする。これを目指して開発しています。

―― なるほど。ボイスアシスタントの声を自然になじませるということですね。初代は片耳でしたが、これなら音楽も聞けそうです。

伊藤氏 同じ声はユーザーからもいただいていて、一段上げたいと思っています。ステレオ型で外界音も聞こえながら、最終的には着けていて気にならないサイズや重さを目指しています。

―― LINEがAIプラットフォーム「Clova」を発表し、パートナーとしてソニーモバイルさんの名前が挙がっていました。このXperia Earをベースにしていくのでしょうか。

伊藤氏 具体的な内容はまだお答えできませんが、考え方として、われわれは(ソニーの平井一夫社長がポリシーとして挙げる、ユーザーの近くで価値を提供するという)ラストワンインチにこだわっています。われわれならではのインタフェースで、ハードウェアのセンサーと組み合わせて心地よく話しかけてくれるのは、まさにラストワンインチです。ただ、世の中には、いろいろなAIが生まれていて、ほかのAIとどう共存、連携するのかはオープンに議論しています。

 その中で、LINEさんからのお話をいただきました。コミュニケーションメッセンジャーとして、LINEさんはいい体験を提供していて、ユーザー数を考えても、非常に魅力的です。(スマートプロダクトに関しては)LINEさんからも共感をいただいていて、今回の話に至っています。われわれの見方では、AIはまだこれから発展するもので、何かこれと決めつけるのは早いと感じています。AIは地域性もあるもので、本当に日本でウケるボイスアシスタントやAIは、これからいろいろな形のものが登場してくるのではないでしょうか。

―― Xperiaはアジア圏でも根強い人気ですが、そういった地域への展開もにらんでの提携でしょうか。

伊藤氏 スマートプロダクトは、いろいろな国へというより、絞った国への展開をしています。面白いことに、ソニーモバイルの強い国と、LINEの強い国は一部で重なるところがありますが、やはり成功例は日本から作っていきたいですね。

取材を終えて:デュアルカメラにも十分対抗できる

 積層型CMOSセンサーによる「Super Slow Motion」と「Predictive Capture(先読み撮影)」は想像以上に楽しく、しかも利便性の高い機能だった。スマートフォンのトレンドは2つのセンサーを搭載し、撮影機能を高める方向に向かっているが、この新しいカメラはそこに十分対抗できるのではないかと感じた。1Gbpsの通信にこのタイミングで対応できたことも、トレンドにしっかりキャッチアップしている印象を受けた。

 スマートデバイスのXperia Touchも、使っていて楽しい製品だ。机の上に映し出された映像を触ると、しっかり反応するのは新鮮な体験といえる。同じAndroidアプリでも、スマートフォンやタブレットで使うのとは、異なる印象を得られる。このデバイスに最適化されたアプリが登場するのも、楽しみだ。いずれの製品も、日本でいつ発売されるかは明かされていないが、登場が待ち遠しい。国内未発売のXperia XAシリーズも含め、今後の展開に期待したい。

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