iOgrapherは、どうやらiPhone(やiPad)を使って本格的な動画撮影システムを組みたい人に向けた製品のようで、ただ両手持ちで安定するのみならず、三脚に取りつけたり、2つのアクセサリシューにカメラ用アクセサリーを付けたり、37mm径のフィルターやコンバージョンレンズを装着したりすることもできる。
コンバージョンレンズを付ける場合は、付属のクリップを使う。クリップにレンズを付けてた後、挟むだけと簡単だ。
これ、37mm径のレンズフードでちょうど良い感じのものがあったら、付けて撮影すると面白いかもしれない。37mm径のワイコンレンズやテレコンレンズは結構ポピュラーなものなので入手も容易だが、モノによっては装着してもピントがうまく合わない場合もあるので注意しよう。
続いて三脚穴を見てみよう。三脚穴はちゃんと金属製。三脚に取り付ければ、より安定した撮影が可能になる。
きちんと撮りたい時は、最低でもビデオ用の雲台をお勧めしたい。パンやチルトをする時の動きの滑らかさが違う。
上の写真では横位置で取り付けているが、縦位置用の穴も用意されている。動画撮影の向きに応じて使い分けられる。
アクセサリーシューは2つある。マイクとライトの両方を取りつけられるように、だ。
今回は手元にマイクがなかったのでビデオ撮影用のLEDライトのみをつけてみた。
取り付けたLEDライトはちょっとデカいけれど、しっかり留めれば安定する。このくらいデカいと照射範囲も広いのでかなり有用かと。
LEDライトをオンにして、暗い部屋でうちのネコを撮ってみた結果がこちら。
なんと、これはいいではないか。
シンプルだけれど確実に効果があって、アクセサリーも付けられるし、手持ちで撮っても三脚につけても良い。それでいてスタビライザー(ジンバル)より安くてコンパクト。
iPhoneで本格的に映像を取りたいなら、これお勧めかも。あなどりがたし。
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