2017年のモバイル業界を振り返る(12月編):ハイエンドスマホのカメラ勝負/気になるモバイル通信業界の行方:Mobile Monthly Top10

» 2018年01月04日 16時40分 公開
[井上翔,ITmedia]

 2017年も多数の話題がモバイル業界をにぎわせました。ここでは、2017年1月〜12月のITmedia Mobile月間アクセスランキングを紹介し、各月で注目を集めたトピックを振り返っていきます。

 今回は12月のランキングをお届けします。

 「師走(しわす)」こと12月は、新年に向けて何かと忙しくなる時期です。多くの会社では第3四半期の最終月ということもあって、「猫の手も借りたい」状況になる人も少なくないでしょう。モバイル業界的には、次の四半期から始まる年間最大の商戦期「春商戦」に向けた準備の月です。

 そんな12月に一番読まれた記事は、荻窪圭さんのカメラレビュー「2017年冬の「スマホカメラ四天王」八番勝負! 『Xperia XZ1』『Galaxy Note8』『Mate 10 Pro』『iPhone X』のカメラを徹底比較(前編)」でした。

 最近のスマートフォンは、ミドルレンジモデルでも十分な処理能力を備えています。そのこともあって、昨今では別の差別化要素を模索する動きがあります。その1つが「カメラ」です。各社競ってカメラ機能の拡充・改善に取り組んでいます。

 そのかいもあって、特にハイエンドモデルでは、何を被写体にしてもキレイな写真が撮れるようになりました。「ピントがなかなか合わない……」「色が何かおかしい……」としょっちゅう悩んでいたことが、遠い時代の出来事のように思えます。

 ただ、それでもメーカー(機種)によって主に色合い面での「個性」はかなり残っています。この個性は、今後強まるのか、弱まるのか。筆者はひそかに注目しています。

カメラ ハイエンドモデルのカメラは、どれもキレイ。しかし、色合い面を中心に個性もあるので悩ましい

 12月といえば、1年間を振り返る記事も多く掲載されます。その中でも一番読まれたのが、ランキング2位の「大手キャリアの“逆襲”が目立った2017年/MVNOは『勝ち組』『負け組』が明確に」でした。

 2015年から2016年にかけて大きく成長してきたMVNO市場。その原動力は、大手キャリア(MNO)よりも手頃な月額料金にありました。

 しかし2017年、MNOやその子会社が「MVNO対策」とも言える施策を多く実施したことで、いきおいにブレーキがかかりました。その負荷に耐えられず、事業撤退・譲渡に追い込まれるMVNOも出始めています。

 そんな中、総務省は2017年末に「モバイル市場の公正競争促進に関する検討会」を立ちあげました。この会では、2018年3月末をめどに競争環境に関する提言をまとめる予定です。

 この「提言」と「楽天による通信キャリア(MNO)参入」の行方が、2018年のモバイル通信業界を大きく左右することになりそうです。

楽天の適時開示資料 楽天はMNOに名乗りを挙げることに

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