格安SIM主要8サービスの通信速度を測定【2023年9月】:au回線の速度が謎の大変動(1/2 ページ)

» 2023年09月25日 11時30分 公開
[シムラボITmedia]
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 最近では徐々に5Gエリアが広がり、スマホの画面上で5G表示になることが増えてきましたが、実際はまだまだ4Gで通信することが多いでしょう。そこで、9月もオンライン専用プラン、サブブランド、MVNOを含む格安SIMの8サービスについて、4Gの通信速度を測定しました。9月はau回線のキャリアがいずれも不安定になり、やや心配な結果になりました。

速度測定の条件

 今回も以下の条件で格安SIMの速度を測定しました。

  • 測定期間:9月1日〜7日
  • 測定場所:東京23区内(筆者の自宅)
  • 測定端末:Xperia XZ1など
  • 測定アプリ:ドコモスピードテスト
  • 測定したキャリア:ahamo、LINEMO、povo2.0、Y!mobile、UQ mobile、IIJmio、mineo、BIGLOBEモバイル

 ドコモ回線の格安SIMにはXperia XZ1 SO-01K、au回線にはXperia XZ1 SOV36、ソフトバンク回線にはXperia XZ1 701SOを用いています(一部対象外あり)。測定したのは4Gのデータ通信速度です。

 なお、通信速度は測定タイミング、測定したエリアや環境などによって大きく変動します。あくまで参考としてお読みください。

ahamoの通信速度

 まずはahamo(アハモ)の通信速度です。最も回線が混雑する昼12時30分は平均70Mbps以上出ており、他の時間も高速です。スマホの通信速度は3MbpsもあればYouTubeの高画質動画も詰まらずに視聴できるため、ahamoは1日中快適に使えるでしょう。

 ahamoは夜20時以降に速度がやや低下する傾向にありますが、それでも平均30Mbps程度は出ており、使用に影響はないでしょう。4Gでも十分な速度ですが、5Gエリアならもっと速くなるはずです。

9月の格安SIM通信速度測定 ahamoは1日中快適に使える。夜にやや落ち込むが、使用には全く影響ないだろう

 ahamoは月20GBのデータ容量に5分かけ放題が込みで月額2970円で、容量超過後も最大1Mbpsの速度で通信ができます。月9GB以下ならirumo(イルモ)もオススメですが、それ以上使う人はahamoを選びましょう。

 なお、筆者の測定ではいわゆるドコモの「パケ詰まり」は起きていませんが、新宿、渋谷などの密集エリアで使う機会が多い人は影響が出る可能性があります。周りのドコモ回線ユーザーに確認して、影響がないか確認してから契約しましょう。

LINEMOの通信速度

 続いてはLINEMO(ラインモ)です。筆者の測定では毎月ソフトバンク回線を使うキャリアの速度が速い傾向があり、LINEMOも1日中快適です。月/日/時間帯による速度変動も少ないので安心して使えます。

9月の格安SIM通信速度測定 LINEMOは9月もほぼ50Mbps以上出ており、月による変動も少ないので安定感は抜群だ(測定端末はZenFone 3)

 LINEMOはここのところ豪華なキャンペーンを実施しています。特に月3GB使えるミニプランは12カ月実質0円で使えるキャンペーンを実施中なので、契約前に公式サイトで最新のキャンペーン情報を必ず確認しましょう。

povo2.0の通信速度

 povo2.0は9月に突如速度が低下し不安定になりました。8月はどの時間帯もほぼ50Mbps以上で、100Mbpsを超える時間もあったのですが、9月は10Mbps以下が多かったです。povo2.0だけでなく、UQ mobileやIIJmio(A)などau回線を使った他キャリアでも同様の傾向がみられました。

 昼や夕方だけでなく1日中遅いので、速度低下の原因は回線の混雑ではなく測定地点だけの限定的な問題(測定地点付近の基地局が廃止された、向きが変わった、などの理由で電波が弱まった)だと思いますが、それにしても8月からの低下が激しいので驚きです。10月に回復するか注目しましょう。

9月の格安SIM通信速度測定 povo2.0は9月に突如速度が低下。恐らく測定地点だけの問題だと思われるが、10月にどうなるか注目だ

 povo2.0は基本料金が無料で、必要な時にデータ容量を購入(トッピング)するしくみです。また、通常より安かったり、有効期限が長かったり、他のコンテンツとセットになったお得なトッピングが期間限定で販売されることも多く、先日はマッチングアプリの「Pairs」の有料プランとセットになったトッピングも話題になりました。通常のトッピングだけでなく、これらの期間限定トッピングもお得に活用しましょう。

Y!mobileの通信速度

 Y!mobile(ワイモバイル)は1日中速くて快適です。100Mbpsを超えることも多く、ここ数カ月は測定した全キャリアの中で最も速いことが多いです。

9月の格安SIM通信速度測定 Y!mobileは1日中速い。昼12時30分や夕方18時も平均100Mbpsを超えている

 Y!mobileは10月以降に新プラン「シンプル2」が開始予定です。ただし、使い方によっては現行の「シンプルS/M/L」の方がお得な場合もあります。新プラン開始後は現行プランに申し込めなくなるので、Y!mobileの契約を検討中の人はどちらがお得かを確認した上で、現行プランの方がお得な人は9月中に申し込みましょう。

UQ mobileの通信速度

 UQ mobile(UQモバイル)の通信速度は8月に比べて大きく低下しました。povo2.0や他のau回線の格安SIMも同様なので、UQ mobileだけでなくau回線全体の問題でしょう。1日を通して10Mbps台の時間が多く、10Mbspを割り込むこともありました。筆者と同じように通信速度を定点観測している他のサイトを見ると8月から大きな変動はなさそうなので、恐らく筆者が測定した地点がたまたま遅くなっただけだと思いますが、気になる人は10月以降の結果も参考にしてください。

9月の格安SIM通信速度測定 UQ mobileは9月に大きく低下した。10Mbps前後の日が多く不安定だが、恐らく測定地点限定の問題だと思われる

 UQ mobileは全国の店舗でサポートが受けられるため、格安SIMが初めての人にもオススメのキャリアです。6月に開始した新プランでは20GBに10分かけ放題がついたコミコミプランも選べるようになりました。月20GBはahamo、LINEMO、povo2.0、IIJmio、mineoや楽天モバイルなどでも選べる激戦区ですが、通話が多い人、店舗サポートが必要な人はUQ mobileがオススメです。

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