ノートPCで3Dゲームが普通になった日:「GX600」発売記念イベント

» 2007年11月11日 14時43分 公開
[古田雄介,ITmedia]

近日登場が噂される「Core 2 Extreme QX9650」のデモを実施

 カフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店で、MSIが「GX600発売記念お客様大感謝祭」を開催。ときおり激しい雨が降るなか、昼頃からPCゲームに関心を持つ熱心なユーザーが大勢つめかけていた。

 会場には「GX600」のデモ機が多数並び、未発売のMSI製マザーボードやグラフィックスカードなどが展示されていた。中でも注目を集めていたのは、アキバで初披露となるインテルの最新CPU「Core 2 Extreme QX9650」を搭載したデモ機だ。

 Core 2 Extreme QX9650は製造プロセス45ナノメートルのCPUで、L2キャッシュの容量が従来比1.5倍増の6Mバイトとなり、新しい命令セット「SSE4」を追加している。アキバでは近日の発売するという噂が流れており、その価格は10万円以上と予想される超高価なモデルだ。

 デモ機には、Intel X38 Expressチップセットを搭載したMSIの現行最上位マザー「X38 Diamond」を採用。MSIによると、11月中に発売される予定で、その価格は4万2000円前後になるという。

 その一方で、AMDの新プラットフォーム「AM2+」に対応したデモ機や展示品にも、熱い視線が送られていた。ただ、12月に発売予定のAMD系最上位マザー「K9A2 Platinum」のデモ機には、Athlon 64 X2 6400+を搭載。「諸事情により、Phenomは組み込めませんでした……」(MSI)とのことで、Core 2 Extreme QX9650同様、こちらも情報公開にデリケートな様子だった。

 なお、MSIの担当者によると「K9A2 Platinum」は2万5000〜8000円程度で出回る予定。「AMD系ユーザーは安さを求める人が多いので、本当は2万円台前半まで下げたかったです。それでも、X38マザーの対抗馬としては値頃ですね」とのこと。

もたつきゼロのGX600を実感――記者対抗ゲーム大会で汚名を残す

 イベントの主役である「GX600」は、GeForce 8600M GTを搭載し、WSXGA+表示が可能なハイスペックノートPCだ。MSI独自の「Turbo Drive Engine(TDE)」を搭載しており、キーボード面右上にある「Turboボタン」を押すと、CPUの動作クロックを20%引き上げることができる。

 そのほか、15.4型ワイドサイズではめずらしくテンキーを備えており、ゲームでよく使うキーに目立つ刻印を施している。HDMI出力端子やe-SATA端子も備えており、ノートPCとしては上々の拡張性を持っている。

 会場では、GX600にインストールされたミリタリー系のファーストパーソン・シューティングゲーム「F.E.A.R.」を使ったゲーム大会が計4回行われた。3Dゲームが十分に動作できるGX600のパフォーマンスを堪能してもらうのが目的で、MSIは「ゲーマーPCとしてノートは劣るという感覚をなくしていきたい。GX600が発売された今日は“ノートで3Dゲームが普通になった”記念日です」と力説する。

 ゲーム大会に参加したユーザーの多くは、MSIの狙い通りにGX600の性能に満足した様子だった。ある男性は「思っていた以上に普通に楽しめました。ノートだから足を引っ張るといった感覚はなかったですね」と語る。一部では「普段SLIマシンでゲームをしているので、やはり性能不足は感じます。ただ、普通の視点でいえば、これはこれで“アリ”でしょう」など、厳しめのコメントも聞かれた。

 ちなみに、最後のゲームは、アキバを取材する媒体の記者どうしで、特別対抗特別イベントが行われた。ゲームといえばドラクエIの時代で止まっている筆者も、ITmedia代表として参加することに。

 初めて3Dゲームをプレイしたが、何度か敵を倒し、操作に慣れてきた終盤には、向こうからの銃弾を避けるような動作もこなせるようにもなった。コメントを求めたユーザーと同じく、マシンスペックの不足は感じず、ゲームに集中できたのが大きい。

 その結果、優勝者が150点台のスコアを出すなか8点をゲットし、記者の中では断トツの最下位に終わった。ITmediaの代表として、+D Gamesから苦情が来そうな惨敗である。

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