ここからは、PCとしての機能やスペックをチェックしよう。
まず、液晶ディスプレイは14.1インチワイド光沢(ウルトラクリアビュー)で、画面解像度は1280×800ドットだ。光沢タイプゆえ、画面への映り込みはどうしても気になるが、本機の場合は非光沢タイプは逆にふさわしくないだろう。一方で、液晶パネル下部にあるHPロゴがゴールド調になっているなど、細かい部分でこだわりを感じさせる。
2基のメモリスロットや2.5インチのHDDベイ、バッテリーには底面から簡単にアクセスできる。ちなみに、バッテリーの容量は10.8ボルト55Whで、公称駆動時間は約3.5時間となっている。
インタフェースについては、ベースとなる「HP Pavilion Notebook PC dv2700/CT」シリーズに準ずる形だ。本機と同日に発表された新モデル「HP Pavilion Notebook PC dv3000/CT」のように、eSATAポートは持たないが、HDMI(Ver.1.2a準拠)やIEEE1394、ExpressCardスロットなど必要十分なものを備えている。
実際に使ってみると、Enterキーの右側にHomeやEnd、PageUpやPageDownキーが並んでいたり、キー入力時にカチャカチャと耳障りな音がしたりと気になる部分もあるが、下記のスペックで8万9880円という抜群のコストパフォーマンスは、それを補ってあまりある。
HP Pavilion Notebook PC dv2800/CT Artist Editionの主なスペック | |
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CPU | Core 2 Duo T8100(2.1GHz) |
メモリ | 1024Mバイト/2048Mバイト |
チップセット | Intel PM965 Express |
HDD | 120Gバイト(5400rpm) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
液晶ディスプレイ | 14.1インチワイドウルトラクリアビュー |
画面解像度 | 1280×800ドット |
GPU | NVIDIA GeForce 8400M GS |
バッテリー容量 | 6セル(10.8ボルト55Wh) |
バッテリー駆動時間 | 約3.5時間 |
無線LAN | IEEE802.11n/a/g/b(インテル製) |
本体サイズ | 334(幅)×237(奥行き)×26〜39(厚さ)ミリ |
重量 | 約2.5キロ |
OS | Windows Vista Home Premium |
圧倒的な存在感を主張する唯一無比のデザインに引かれて買うもよし、デザインは譲歩して手ごろな価格のPCとして買うもよしと、なかなか魅力的な製品に仕上がったdv2800/CT Artist Edition。限定400台なので、今すぐHP Directplusにアクセス! と行きたいところだが、残念ながら本機の発売日は4月下旬以降の予定なので気をつけたい。また、OSはService Pack 1適応済みではなく、BTOで選べるのはメモリの容量(1Gバイトか2Gバイト)のみで、そのほかのスペックは固定だ。
ただ、発売を前に全国7カ所のビックカメラ店舗内で展開中の「HP Directplus Station」で実機が展示される予定だ。気になるユーザーは足を運んでみるといいだろう。
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