アキバ店員のなすがままに、自腹でPCを組んでみた(前編)大人買いは素敵さ、ただ金があるのなら(2/2 ページ)

» 2009年04月28日 17時00分 公開
[古田雄介,ITmedia]
前のページへ 1|2       

店員さんに心配されながら、Core i7の一番強い奴を購入

「いいモデルはありますけど……」と複雑な表情をする二谷氏

 3件目のドスパラ秋葉原本店で、二谷氏が引いたのは「CPU」カードだった。合計6GバイトのDDR3メモリを購入したと伝えると、とたんに表情が曇る。「本当に予算の制限はなくていいんですよね?」と言われたのでハイと即答すると、「Core i7 965 Extreme Edition」をプッシュされた。

 トリプルチャンネル向けのメモリを購入した時点でCore i7を購入することは予想していたが、まさか最上位となるとは。価格表にはほかのモデルよりケタの多い10万8480円の文字が踊っている。

 しかし、二谷氏も単にクロック数が高いから推薦したわけではない。「メモリとのバスとなるQPIの速度が965だけ抜きんでて速いんです。Core i7 920と940が4.8GT/秒なのに対して、965は6.4GT/秒ですからね。メモリのスピードも高められるので、より高いパフォーマンスを体感できるはず。現行のCore i7で唯一内部クロック倍率が可変である点も魅力です」という。

 それだけ熱い性能を持っているなら買う以外に手はない。しかも二谷氏は「今ちょうどデモ機に使った開封品が1個だけあります。7万9800円と非常にお買い得なので、ぜひそちらをどうぞ」と超強力な救いの手を差し伸べてくれた。ということで、普通よりも3万円近く安くCore i7 965 Extreme Editionを購入。それでも、領収書を個人名でもらう際「本当に“アイティメディア様”じゃなくていいんですか?」と繰り返された。

ドスパラ秋葉原本店のショーケースに並んでいた開封品のCore i7 965 Extreme Edition。店頭ではこうしたお買い得品が手に入るのだ

ハイエンドユーザー御用達の電源ユニットは?

「電源ユニット」のカードを手にした布施氏

 続いて訪れたのはフェイス本店だ。2階に上がって、布施氏に単語カードを引いてもらい、同店で購入するのは電源ユニットに決まった。布施氏にこれまで購入したパーツを伝えると「Core i7マシンなら、定格600ワット以上はほしいところですね。そこからさらに複数のHDDなどを加えていくなら、750ワット前後の電源ユニットがよいと思います」と見当をつけ、該当コーナーに案内してくれた。

 電源ユニットを選ぶ際のポイントとしては、定格ワット数だけでなく、複数のパーツが必要とする+12ボルト電圧の許容量と系統数も重要になる。さらに、もう1つ見逃せないのが信頼性だ。「電源ユニット内部のよしあしは、同じ定格ワット数でもモデルによって大きな差があります。一般的には安いモデルはそれなりのコンデンサや回路しか使えないので、壊れにくかったりバックアップ体制がしっかりととれる高級モデルと比べると、どうしても信頼性が落ちますね。価格度外視で性能重視でいくなら、信頼性で人気のオウルテックのSeaSonicシリーズかENERMAXブランドのモデルがオススメです」という。

 そこで最終的に選んでもらったのは、SeaSonicシリーズの定格750ワット電源「SS-750EM」だった。価格は2万9980円。「静音性にも定評があるシリーズなのが決め手です。高性能な構成では特に冷却に気を配る必要があるので、1つ1つの騒音をなるべく小さくすることも重要になりますからね。ハイエンドユーザー御用達のモデルです」

オウルテック「SeaSonicシリーズ」(写真=左)。信頼性でSeaSonicシリーズとトップ2の人気を誇るENERMAX製電源(写真=右)

 現在4店を巡った段階での合計金額は15万78円。すでに仮予算の半分を超えてしまったが、それぞれ極上のパーツが購入できている満足感はある。このままの勢いで残る5店舗を回って、最高級のマシンを組もうじゃないか! できれば30万円以内で……(中編へ続く)。

著者プロフィール

古田雄介(ふるたゆうすけ)

週末アキバPick UP!を担当するデジタル系ライター。メインPCでは、主に一太郎などを使ったテキスト入力やエクセルによる表計算、インターネットブラウジングやメールチェックなどを行っている。つまり、ごく一般的なPCユーザー。自ブログは古田雄介のブログ


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  3. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  4. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  5. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  6. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
  7. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  8. ASRock、“CPU起動トラブルを解決”するSocket AM5マザー用のβ版BIOSを公開 (2026年02月10日)
  9. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
  10. 梅田の街がeスポーツに染まった3日間――「Osaka GeN Scramble」で見えた、地域とデバイスが融合する最新イベントの形 (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年