ボディの右側面には、先に紹介したmini USB(mini B)端子のほかに、デジタルテレビ用のアンテナ、電源、TTA 20ピン端子(韓国でイヤフォンジャックなどを接続するのに使われている)がある。このうちTTA 20ピン端子とminiB USBはカバーで覆われている。
microSDリーダはボディ前面の右寄りにある。前面左寄りにもスリットのようなくぼみがあるが、筆者のmbook M1では固定したカバーでふさがっている。もしかしたら、USIMなどを入れるスロットを搭載したモデルが将来登場するかもしれない。ボディの左側面にはストラップホールがあるだけで、ほかにインタフェースは用意されていない。


mini USB(mini B)とTTA 20ピンを覆うカバーを開けたところ。カバーをボディにつないでいる部分が細くて頼りなく感じられる(写真=左)。mini USBケーブルとTTA 20ピンケーブルを取り付ける。隣接しているため、ケーブルの形状によっては干渉する場合もあるかもしれない(写真=中央)。TTA 20ピン対応のイヤフォンを取り付けると、サウンドデバイス用のユーティリティが起動して設定を行える。かなり細かいところまで設定できるようだ(写真=右)
本体前面の右寄りに設けられたmicroSDスロット。通常のノートPCではなかなか見ることがないデバイスだ。Netbookでも搭載するモデルはほとんどないだろう(写真=左)。本体の裏面には、中央部に排気口が設けられている。ゴム足は、バッテリーの2個を含めて全部で4個用意されている。筆者が購入したモデルでは、(たぶん、取り付ける位置が間違っていたためか)購入後数日でゴム足の1つが取れてしまった(写真=右)タッチパネルを搭載するmbook M1のボディには、スタイラスを収納するホルダーが用意されている。標準付属のスタイラスは、両端を引っ張ると1段階だけ伸びる、スマートフォンなどでは割と見かけるタイプだ。ボディに収納されたデジタルテレビ用のアンテナも3段階に伸びるが、これが、とにかく長く、根元は細く、そして、先が太い。
mbook M1に搭載されたデジタルテレビチューナーユニット自体は、ヨーロッパ向けのデジタル放送や、韓国向けのDMB、ヨーロッパで運用されているDVB-T以外に、日本の地上デジタル放送とワンセグで採用されているISDB-Tにも対応する。そのため、対応ソフトウェアが登場すれば日本のデジタル放送が視聴できる可能性もある。
スピーカーは液晶ディスプレイの左側にある。右側にも同じ形状のくぼみがあるが、スピーカー用の穴は開いていない。後継モデルでステレオスピーカーモデルが登場するのかもしれない。音量は、「Fn」キーと「J」キー、「K」キーのコンビネーションでコントロールできる。「Fn」キーと「L」キーでミュートとミュートオフの変更も可能だ。なお、Webカメラを搭載するAtom 1.33GHzモデルでは、液晶ディスプレイの右上にWebカメラが搭載される。Atom 1.1GHzでは、その場所に“シール”が張られていて、それをはがすと穴が開いていたりしてがっかりすることになる。このあたりが、mbook M1の“大雑把”さを示しているともいえるだろう。

スタイラスが標準で付属している。標準付属のスタイラスの使い勝手は可もなく不可もなくごく普通だ。筆者はなくしてしまうのが心配なため、ペンタイプのスタイラスを別に用意して使っている(写真=左)。今のところ、日本では意味のないデジタルテレビ用のアンテナを搭載する。3段階で伸びるアンテナはかなり長い(写真=右)次回は、mbook M1のパフォーマンスとバッテリー駆動時間などをチェックする予定だ。
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