先週は、さまざまなハイエンド指向のユーザーに注目されるパーツが複数登場した。マザーボードで目立っていたのは、ASUSTeKのP55マザー「SABERTOOTH 55i」だ。2万8000円弱の比較的高価なモデルながら、ハイエンド系に多いオーバークロック向け機能は少なく、堅牢性に注力した設計になっているのが特徴だ。上質な固体コンデンサを採用するだけでなく、ヒートシンクの放熱性を高め、メモリスロット脇に汎用ファンを追加できるマウンタも用意している。入荷したドスパラ秋葉原本店は「売れ行きはそれほどではないですが、コンシューマー向けとしては新しいコンセプトなので、発熱などで痛い目を見た経験のある人には魅力的なモデルといえますね」と語る。
メモリは、1枚4Gバイトの大容量タイプも一部でヒットしているが、1枚8Gバイトの製品も店頭に並ぶようになった。T-ZONE.PC DIY SHOPが入荷したのは、センチュリーマイクロのPC3-10600メモリ「CD8G-D3RE1333L42」。価格は9万9800円で、Registered/ECCを搭載している。同店は「さすが個人で手を出す人はまだいませんね。法人の方がXeonマシンに組み込むために購入されていきました。同時に登場した4Gバイトタイプは3万4800円と、こちらも高価ながら、ある程度好調に売れています」と話している。
光学ドライブは、BD-Rへ12倍速で書き込めるBD-Rドライブが最高峰となる。すでに複数のモデルが登場しているが、パイオニアからも該当するモデルがデビューした。「BDR-S05J」で、価格は3万5000円前後。パソコンショップ・アークは「パイオニア製品は、静音性や書き込み精度の高さで昔から定評があります。同じ書き込み速度でもパイオニア製品を待っていたという人は結構いますね。書き込み式のBD-Rドライブが2万円以下から選べる現状でも、3万円超のBDR-S05Jはまずまずの反響があります」という。
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