“薄すぎる”モバイルノートPC「Adamo XPS」の実力に迫る厚さ1センチの衝撃(2/3 ページ)

» 2010年02月10日 11時00分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

液晶ディスプレイは感圧式センサーによるロック機構を搭載

 Adamo XPSのラッチは液晶ディスプレイを閉じると、自動でロックされる。天面の先端部にある感圧式のセンサーをなぞるとラッチのロックが外れ、ディスプレイを開閉できる仕組みだ。他機種には見られない独特の仕様となっている。

 液晶ディスプレイはLEDバックライトを採用した光沢パネルを搭載。サイズは13.4型ワイド、画面解像度は1366×768ドットに対応する。表示品質はモバイルノートPCとしては標準的で、十分な輝度がある一方、視野角は特に上下が狭い。ヒンジの最大角度は121〜122度といったところで、ヒザの上など上からのぞき込むような体勢で使う場合には少し見づらい場面があるかもしれない。光沢パネルの映り込みも相応にある。

 液晶ディスプレイのヒンジの位置がかなり高いところにあるため、利用時は天面の後部と底面の前部が接地し、この2辺でボディを支える格好になる。同時にキーボード面には13度前後の傾斜がつく。ボディが浮いているため、一見頼りなさそうなスタイルだが、剛性はしっかり確保されている。

天面の前方に感熱式センサーがあり、これを指でなぞることでラッチが外れる
天面側の液晶ディスプレイ部とバッテリー部の境目にヒンジがあるため、利用時はキーボードが自然に持ち上がる
1366×768ドット表示の13.4型ワイド液晶ディスプレイを採用する

安定感のあるキーボードと多機能タッチパッドを搭載

 キーボードのデザインはキートップの間隔を離したいわゆるアイソレーションタイプで、表面にヘアライン加工を施した金属製のキートップが高級感を演出している。主要キーのサイズは実測で約14×14ミリと大きくはないが、各キーの間隔が縦横ともに約4ミリあるため、キーピッチは約18ミリを確保する。

アイソレーションタイプのキーボードは刻印のフォントにも凝っている
キートップは金属製でヘアライン加工が施された高級感ある仕上がり

 キーのレイアウトには多少クセがある。特に細いキーは見あたらないが、Back SpaceキーとEnterキーの右側にキーが配置されている点は気になる。Enterキーの横幅も主要キーと大差ない(実測14〜18ミリ)ので、ミスタイプを誘いやすい。

 ファンクションなど最上段のキーが主要キーから独立した小さなボタンとなっている点は英語キーボードと同様だ。ショートカット操作などでファンクションキーを多用するユーザーは使いにくいかもしれない。また、キートップに金属を採用したためか、ホームポジションを示すマークがない点も好みが分かれそうだ。

 キーボードユニット自体の固定はしっかりしており、たわみもほとんどなく、あえて力を入れて押すと少し沈むという程度だ。金属製キートップも平板な形状ながら独特のひんやりした感触と安定感があり、スイッチの反発も適度でタッチ感は良好だ。レイアウトに多少難はあるが、全体的な操作感は極薄ボディのハンディを感じさせないものがある。

 ポインティングデバイスは2ボタン式のタッチパッドを採用する。パッドのサイズは76×43ミリと十分な大きさで滑りもよいが、ボディの中央部に配置されており、キーボードのホームポジションから少し右にずれている。左右独立型のクリックボタンは縦が約10ミリと余裕がないため少し押しにくく、樹脂製のため、押した感触もキーボードに対して軽い印象だ。

 導入されているシナプティクスのドライバは非常に多くの機能をサポートしている。パッドのエッジを利用した1本指スクロールのほか、2本指スクロール、2本指の開閉によるズーム、2本指での回転、3本指でパッドを弾くことによるページ送りなどの機能が標準で有効となっている。

タッチパッドには、マルチタッチジェスチャーに対応したシナプティクスのドライバが導入されている。パッドの右辺/下辺を利用した上下/左右スクロールのほか、2本指による上下/左右スクロール、2本指の開閉によるズーム、2本指での回転、3本指でパッドを弾くことによるページ送りなどの機能が標準で有効になっている。ユーティリティで設定すれば、3本指でのタッピングで特定のアプリケーションを起動させることも可能だ

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