「注目は6コアCPUよりもGPUでしょう」――Eyefinity 6対応カードが登場:古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2010年04月05日 12時13分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
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「6画面よりも2Gバイトメモリが光ってます」――Radeon HD 5870 Eyefinity 6カードが登場

T-ZONE.PC DIY SHOPの店の前に張り出された「Radeon HD 5870 Eyefinity 6」の入荷を知らせるPOP

 先週、最大6台のマルチディスプレイ環境が構築できるGPU「Radeon HD 5870 Eyefinity 6」を搭載したグラフィックスカードが複数のショップに入荷した。週半ばにSapphire「HD5870 2G GDDR5 PCI-E HEXAD MINI DP」とMSI「R5870 EYEFINITY 6」が出回り、週末に玄人志向「RH5870-E2G/M-6DP」とPowerColor「AX5870 2GBD5-M6D」が登場。それぞれの在庫はごく少数で、価格は6万円弱から7万円強となる。

 Radeon HD 5870 Eyefinity 6はすでに出回っている「Radeon HD 5870」と同じ性能を持ちながら、最大6画面出力が可能なATI Eyefinityに対応しているのが特徴だ。これまでのRadeon HD 5000ファミリーもDisplayPort搭載モデルは同技術に対応しているが、出力できるディスプレイの数は最大3台までとなっていた。1GPUで6画面まで対応するのは初となる。今回登場した4モデルはすべて標準仕様のカードで、背面には6基のMini DisplayPort端子が並んでいる。クーラーの形状は通常のHD 5870カードと同じで、補助電源は8ピンと6ピンをそろえる。メモリはGDDR5を2Gバイトを搭載する。

 なお、従来のRadeon HD 5000ファミリーでATI Eyefinityを利用する場合、最低1台のディスプレイとDisplayPortで接続する必要があった。しかし、HD 5870 Eyefinity 6で6画面出力を構築する場合は、DisplayPort接続のディスプレイが最低4台必要になる。現時点でDisplaytPort入力に対応するディスプレイはごく少数しか出回っておらず、性能をフルに利用できる条件を満たすのは難しい。

 それでも好調に売れる理由について、フェイス秋葉原本店は「将来の拡張を想定して購入される方もいると思いますが、近々ではGDDR5メモリを2Gバイト積んでいることが大きな魅力になっていると思います。フルHD液晶でデュアルディスプレイを構築する場合も、それだけでかなりのメモリを食います。高解像度のデスクトップを設けて、さらに3Dゲームを快適にプレイするとなれば、1Gバイトじゃ足りないという人もいるわけです。普通のHD 5870カードが4万円前後ということを考えれば安くはないでしょうけど、将来への期待値が高くて現状でも便利に使えるという点が評価されているんでしょうね」と分析していた。

 一方で、ライバルのNVIDIA関連も新しいハイエンドGPU「GeForce GTX480/470」を搭載したカードが近日登場するというウワサが広がり、多くのショップに問い合わせが届いているという。某ショップは「早ければ4月中旬という話があります。ただ、各メーカーで出荷が遅れているという情報もあり、5月前後という予想も聞きます。潤沢になるのは夏ごろじゃないですかね。近々は若干数の並行輸入品が登場しては売り切れてという感じになると踏んでいます」と話していた。

 どちらも新製品を堪能するには厳しい状況が続きそうだが、ハイエンドGPUの注目度は6コアのCPUよりも上との意見が大半だ。ツートップ秋葉原本店は「今回のCPUはいざ使うとなったら、対応するマザーボードからそろえないといけない場合が多いですから。グラフィックスカードなら多くのマザーボードが搭載しているPCI Express x16スロットさえあればいい。どれだけハイエンドでも、やっぱり身近な感じはあるんですよ。マルチディスプレイが構築できたり、旧モデルから劇的に性能が向上したりと、搭載するメリットがはっきりしているのも大きいでしょう」と語っていた。

Sapphire「HD5870 2G GDDR5 PCI-E HEXAD MINI DP」(画面=左)。MSI「R5870 EYEFINITY 6」(写真=中央)。背面にはMini DisplayPortが6基並ぶ。付属のアダプタを介して、DVIやHDMI出力にも対応する(写真=右)

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