「インテルが本気で自作の遊びに向き合った」――倍率可変のCore i7&i5が話題に:古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2010年06月07日 11時40分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「Core i7のほうは4GHz超えが軽くできるという評判です」――KシリーズのCore i7&i5

インテル「Core i7-875K」と「Core i5-655K」

 6月1日、インテルの新CPU「Core i7-875K」と「Core i5-655K」が複数のショップに入荷した。ともにLGA 1156に対応したモデルで、Hyper-ThreadingとTurbo Boost機能を搭載している。Core i7-875Kは2.93GHz動作のクアッドコアで、TDPは95ワット。価格は3万4000円前後だ。GPU内蔵のCore i5-655Kは3.2GHzのデュアルコアタイプで、TDPは73ワットとなる。価格は2万2000円前後。ともに在庫は潤沢だ。

 2モデルの最大の特徴は、動作中にクロックを自動で引き上げるTurbo Boost時のクロック倍率を変えられること。Turbo Boost時、Core i7-875Kは標準で最大3.6GHz、Core i5-655Kは最大3.46GHzとなるが、倍率調整によってさらに高いクロックを目指せるというわけだ。ちなみに、Core i7-980X Extreme Editionなどの「Extreme Edition」シリーズは通常動作時のクロック倍率も可変となっている。

 倍率変更は動作保証外となるが、この機能を目当てに購入するユーザーは多いという。ツートップ秋葉原本店は「普通にオーバークロックする場合、ベースクロックを引き上げることになりますが、これはメモリなどにも影響を与えるから調整が大変なんですよ。クロック倍率が変えられるなら、CPUだけの影響を考慮すればいいので、比較的チャレンジしやすいという特徴があります。まあ、こういう使い方を我々が推薦するわけにはいきませんが、オーバークロック目的で買われたお客さんもいるでしょうね。どちらのモデルも好調に売れています」と語る。

 某ショップによると「Core i7-875Kは標準から最大3.6GHzと高いこともあって、軽く4GHz超えできるみたいです」といったウワサも流れているが、値ごろ感からCore i5-655Kも好調な様子だ。TSUKUMO eX.は「割と落ち着いた価格なので、普通に使うという人も多いですよ。CPUクーラー非搭載なので初めての方にはオススメしませんけど」という。

 なお、両CPUの登場にあわせてオーバークロック向けとされるインテル純正クーラーも登場している。LGA 1156用の「XTS100H」で、価格は5000円前後。Core i7-980X Extreme Edition付属のLGA 1366用クーラーに似たサイドフロータイプで、ヒートシンクが一回り小さくなり、ヒートパイプが4本から3本に減っているなどの違いがある。

 T-ZONE.PC DIY SHOPは「こちらをセットで購入という方もいらっしゃいますね。ただ、騒音が気になるという人は他社のクーラーを買っていきます。まあ、『インテルが本気で自作ユーザーの遊びに付き合い出した』というのが見えてくるだけでも興味深いですけど」と語る。

 そのほか、同じタイミングでi3シリーズ最上位の「Core i3-550」とLGA 775用Pentiumで最上位の「Pentium E6700」も登場した。Core i3-550はGPU内蔵のデュアルコアCPUで、動作クロックは3.2GHz。TDPは73ワット。価格は1万5000円弱となる。Pentium E6700はTDP 65ワットのデュアルコアCPUで、こちらも同作ロックは3.2GHz。価格は9000円前後だ。

ソフマップ秋葉原本館のCPU価格表。LGA 1156用Core i7で旧最上位の「i7-870」より大幅に安い値段で登場している(写真=左)。インテル「XTS100H」(写真=中央)。インテル「Core i3-550」と「Pentium E6700」(写真=右)

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