拡張現実も立体視もオーバークロックも詰め込んだ!――「Intel in Akiba 2010 Summer」古田雄介のアキバPickUp!(1/2 ページ)

» 2010年06月21日 16時00分 公開
[古田雄介,ITmedia]

盛り上がるオーバークロックコーナー&天野氏のセッション

Intel in Akiba 2010 Summerの会場

 6月19日と20日に、インテルのユーザーイベント「Intel in Akiba 2010 Summer」がベルサール秋葉原の1階で開催された。今回は同社のCPU「Core i7」を主役に据えており、会場にはCore i7マシンを使ったマルチメディア処理の紹介コーナーや、協賛各社のパーツとマシンが並べられた。梅雨に入ったものの、当日は天候にも恵まれ、1週間前の「2010 AKIBA PC-DIY EXPO 夏の陣」と同じく、盛況の様子だった。

 特に好評だったのは、世界的なオーバークロッカーのduck氏によるOCデモコーナーだ。液体窒素を使ってCore i5-655Kのクロックアップに挑戦し、土曜日の時点で6650MHzの世界記録を超える7122MHzでの動作に成功。100人近くの人だかりは、duck氏の解説を聞きながら複数のCPUでクロックアップの限界に挑戦するデモを見守っていた。

 また、インテルの“神様”こと天野氏のトークセッションも、何重もの立ち見の列が生まれた。土曜日はSSDについて小ネタを交えたトークを展開。IDEモードとくらべたAHCIモードの優位点や、SATAの省電力機能「DIPM」の設定方法などを解説したほか、「RAID 0構築時はTrim非対応となるので、代わりにRAID構築時のドライブサイズをちょっと小さくして、スペア領域を持たせておくといいでしょう」と実用的なアドバイスを盛り込み観衆を引き込んだ。

 天野氏はセッション前には「今日はウチのお偉いさんも見に来ているらしいので、あまり無茶はしないですよ」と漏らしていたが、セッションの演出は準備万端。最後にインテル製SSDのプロモーションムービー「Adventures with Intel Solid-State Drives」に出演しているアラン・フロスト氏を特別ゲストに招き、日本バージョンの最新ムービーを初披露するなど、飽きさせない構成で会場を沸かせている。

会場内の様子。入り口付近では、インテルイベントでおなじみの「Game」「Movie」「Photo」といったブースを設け、Core 2 DuoとCore i7マシンで性能の差を定期的に解説していた(写真=左/中央)。協賛各社のインテル製CPU搭載マシンがズラリと並ぶ。会場手前には協賛ショップの即売ブースも置かれていた(写真=右)

デモ中、常に人だかりができていたオーバークロックコーナー(写真=左)。トークセッション中の天野氏。20日のセッションではCPUについて解説した(写真=中央)。ツクモブースの裏側で記念撮影に応じてくれた天野氏(写真=右)

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