PC USER Pro

キヤノン、黒鏡面ボディに静電センサーの操作パネルを搭載した「PIXUS」プリンタ10年秋冬モデル:売れ筋モデルを大幅強化(1/2 ページ)

» 2010年08月30日 13時00分 公開
[ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

ボディカラーを黒鏡面に統一し、新UIを採用

ハイエンドモデルの「MG8130」

 キヤノンは8月30日、インクジェットプリンタ「PIXUS」シリーズの個人向けA4複合機5モデル、A4単機能プリンタ1モデルを発表した。9月9日より順次発売する予定だ。ドライバの対応OSはWindows XP(SP2以降)/Vista(SP1以降)/7、Mac OS X 10.4.11以降となっている。

 複合機の新モデルはボックス型デザインを継承しつつ、ボディカラーを2009年秋冬モデルのシルバーから鏡面仕上げのブラックに変更。上位2モデルの「MG8130」と「MG6130」は、操作パネルをホイール型ユーザーインタフェース「Easy-Scroll Wheel」から新設計の静電センサー式ユーザーインタフェース「Intelligent Touch System(インテリジェントタッチシステム)」に切り替えた。静電センサーの各ボタンは天面でブラックアウトしていて未使用時には見えず、メニュー操作に応じて必要なボタンだけがLEDで浮かび上がる。

 液晶モニタのメニューも一新し、内容が把握しやすい写実的なアイコンを採用しつつ、コピー、ダイレクトフォトプリント、スキャンといったよく使う機能は、最短2ステップで作業が完了するよう操作性を高めた。ダイレクトプリント中に次のプリントジョブを予約しておける「フォトプリント予約機能」も追加されている。

 プリントエンジン部は従来同様、独自の高密度プリントヘッド技術「FINE」(ファイン)を採用。従来はハイエンド機のMP990が採用していたグレーインク搭載の全6色インクシステム(顔料ブラック、染料ブラック、グレー、シアン、マゼンタ、イエロー)を上位2番手のMG6130まで拡充した。

静電センサー式のボタンを採用したユーザーインタフェース「インテリジェントタッチシステム」
静電センサー式ボタンにより、天面の操作部と外装がシームレスにつながったデザインになっている
上位2モデルは、グレーインクを加えた全6色インクシステムにより、モノクロ印刷の品質と階調表現力を高めている

 無線LAN搭載機は従来のIEEE802.11b/gだけでなく、IEEE802.11nをサポート。無線LANのセットアップ方式として、NECアクセステクニカの「らくらく無線スタート」にも対応した。従来通り、AOSS、WPS、WCNでのセットアップも可能だ。無線LAN経由でのプリント機能は、無償の専用アプリをダウンロードして導入することで、スマートフォンからのワイヤレス印刷も行える。従来から提供されているiPhone/iPod touch/iPad用アプリ「Easy-PhotoPrint for iPhone」に加えて、新たにAndroid用アプリ「Easy-PhotoPrint for Android」も利用可能となった。

 付属ソフトについては、新しい統合メニューソフト「Solution Menu EX」が用意され、複合機の各機能やほかのソフト、ヘルプ/各種設定ユーティリティ、キヤノンのWebサービスにアクセスできる。また、キヤノン製デジカメで撮影したフルHD動画からベストショットを切り出してプリントできる「フルHD動画印刷」機能も追加された。従来はハイエンド機のMP990に付属していた印刷支援プラグインソフト「Easy-PhotoPrint Pro」は、上位2番手のMG6130にも添付されるようになっている。

 既存のソフトも強化された。Webページをレイアウト印刷できるWebブラウザプラグインの「Easy-WebPrint EX」は、PC内の画像取り込みや冊子印刷が可能となり、11月にはMac版のSafariにも対応する予定だ。写真管理・印刷ソフトの「Easy-PhotoPrint EX」では、写真共有サイト「Flickr」の写真素材をカレンダー印刷などに活用できるようになった。BCI-325/326の純正インクを使用する新モデル向けに、専用のコンテンツを提供するWebサービス「クリエイティブパーク プレミアム」も展開する。

 また、写真を見栄えよく自動補正して印刷できる「自動写真補正II」については、PC使用時に光源情報を推定して色かぶりを補正することで、色補正の精度を上げる機能が加わった。

ラインアップでは売れ筋モデルの「MG6130」を大幅強化

 プリント、スキャン、コピー、ダイレクトプリントに対応するオールインワン型のA4複合機は、最上位から「MG8130」「MG6130」「MG5230」「MG5130」「MP280」の5モデルを用意。2009年秋冬モデルと比較すると、「MP990」の後継がMG8130、「MP640」の後継がMG6130、「MP560」の後継がMG5230、「MP550」の後継がMG5130、「MP270」の後継がMP280という関係になる。MP470の後継機は用意されず、継続販売される。発売日はMP280以外の4モデルが9月9日で、MP280のみ10月下旬。価格はオープンだ。

 ハイエンドのMG8130は、インテリジェントタッチシステムと3.5型液晶モニタによる操作パネル、グレーインクを含む染料5色/顔料ブラックの6色インク、最高9600×2400dpi/最小1ピコリットル/計6144ノズルのプリントヘッド、35ミリスリーブ6コマ/マウント4コマを連続で読み取れるフィルムスキャン機能付きの4800dpi CCDスキャナ、100BASE-TXの有線LAN、IEEE802.11b/g/nの無線LANを備える。前面/背面の2系統給紙、自動両面印刷、CD/DVDレーベル印刷、各種メモリカードスロット、赤外線ポート(IrSimple対応IrDA IR)といった機能も健在だ。実売価格は4万円前後の見込み。

 上位2番手のMG6130は、新ラインアップの売れ筋モデルに位置付けられる。インテリジェントタッチシステムと3.0型液晶モニタによる操作パネル、4800dpi CISスキャナを搭載する以外の主なスペックは、MG8130と共通だ。前モデルのMP640から、インク数が増え、Easy-PhotoPrint Proが付属するなど、最上位機に近い仕様に強化された。MG6130のみシルバーのカラーバリエーションが用意される。実売価格は3万円前後の見込み。

上位2番手の売れ筋モデル「MG6130」
MG6130はシルバーのカラバリも用意する

 ミドルレンジのMG5230とMG5130は、本体の右側に2.4型液晶モニタを搭載した上位機と異なるボディデザインを採用。操作パネルの液晶モニタ表示メニューは新型だが、ユーザーインタフェースはホイールとプッシュボタンを組み合わせたものとなる。インクシステムは染料4色/顔料ブラックの5色構成だ。

 MG5230は最高9600×2400dpi/最小1ピコリットル/計4608ノズルのプリントヘッド、2400dpi CISスキャナ、CD/DVDレーベル印刷機能、IEEE802.11b/g/nの無線LANを装備。MG5130は最高9600×2400dpi/最小1ピコリットル/計2368ノズルのプリントヘッドと1200dpi CISスキャナを採用する一方、CD/DVDレーベル印刷機能、無線LANインタフェースは搭載しない。いずれも赤外線ポートは省かれている。実売価格はMG5230が2万5000円前後、MG5130が2万円前後の見込み。

 エントリーのMP280は、MG5130からカラー液晶モニタやメモリカードスロット、2系統給紙、自動両面印刷などを省いた低価格機。染料3色/顔料ブラックの4色インクと最高4800×1200dpi/最小2ピコリットル/計1472ノズルのプリントヘッド、1200dpi CISスキャナを備える。実売価格は1万円前後の見込み。

ミドルレンジモデルの「MG5230」
MG5230の下位に位置する「MG5130」
エントリーモデルの「MP280」

A4単機能プリンタの「iP4830」

 A4単機能プリンタは「iP4830」の1モデルを9月9日に発売する。2009年秋冬モデル「iP4700」の後継機で、複合機のMG5230と同じ染料4色/顔料ブラックの5色インク、最高9600×2400dpi/最小1ピコリットル/計4608ノズルのプリントヘッドを備え、2系統給紙、自動両面印刷、CD/DVDレーベル印刷、PictBridge用のUSBポートといった機能も持つ。実売価格は1万5000円前後の見込み。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  2. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  6. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  7. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  8. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  9. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  10. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー