最後は大物のPCケース。各ショップのケースコーナーで目立っていた、クーラーマスターの「COSMOS II」だ。価格は4万円弱で、在庫はやや少数となる。
COSMOS IIは2008年4月登場のフルタワーケース「COSMOS」の後継モデルで、ケースサイズが“I”の266(幅)×628(奥行き)×598(高さ)ミリから344(幅)×664(奥行き)×704(高さ)ミリと大幅に大きくなっている。この大きさがネックとなり、「通常の宅急便では送れないので、普通に宅配するとかなり高額になります」(PD DIY SHOP FreeT)といった問題が発生。そこから逆に、発送料を1000円程度に抑えたり無料にするキャンペーンが複数のショップでみられるようになっている。
PCケースとしては、E-ATXやXL-ATXマザーまで搭載できる構造で、5インチベイ3基と3.5インチベイ11基を備える。電源ベイは背面にやや張り出しているのもポイントだ。TSUKUMO eX.は「エアフローが優れているのもありますが、何よりメンテナンス性を考えた自由度の高いデザインが魅力です。電源ベイが張り出しているのも、1000ワット超の長めの電源ユニットを組み込んでも、コネクタ部にある程度のスペースを持たせるためだと思います。プラグインタイプの電源なら、固定したままコネクタを気軽に着脱できるかもしれません。最強構成を考えているなら、お金を払った分の満足感がきちんと味わえるでしょう」と評価していた。


COSMOS IIの正面。上下に動くスライド式のドアを用意する(写真=左)。背面下段の電源ベイは後方に数センチ張り出している(写真=中央)。「送料1000円」のサービス札を張ったPC DIY SHOP FreeTの展示コーナー(写真=右)
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