そして29日0時1分、Ivy Bridgeの販売が解禁された。各ショップでカウントダウンが行われ、「ゼロ」が合図となって、一斉にCPUがユーザーに渡されていった。どこのショップも事前にCPU交換用の整理券を渡していたため、0時直前に再びできた行列は素早く解消され、0時30分ごろには再び落ち着きを取り戻していた。
PC DIY SHOP FreeTの猪狩氏は「T-ZONE.PC DIY SHOPのころから数えて、2年ぶりの深夜販売となりました。最初の行列がなかなか解消できなくてお客様にご迷惑をおかけしましたが、みなさん本当に温かく見守っていただいて、おかげでなんとか完了することができました」と、深夜販売への復帰を喜んでいた。
インテルの最新CPU「第3世代Coreプロセッサー・ファミリー」(コード名:Ivy Bridge)が4月29日に発売され、深夜販売を実施したアキバのPCパーツショップに多くのユーザーがつめかけた
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深夜販売としてはどこのショップも「大成功」「大盛況」と口をそろえる好結果となった。しかし、「深夜販売はよかったですけど、次の問題は大型連休です。連休だけに製品の再入荷も難しいですが、いま手元に残っているCPUで足りるのか……。たぶん大丈夫だと思いますが、Sシリーズやi7-3770Kあたりは、連休後半には街全体で入手困難になるかもしれません」(某ショップ)と、すでに次の不安を口にする店員さんもいた。
売り手の悩みは尽きない。買い手も、CPUの在庫状況を見定めつつ、買い時を探って賢く楽しい買い物をしましょう。それでは、よい連休を。
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