バッテリー駆動時間のテストは、bbench1.01(海人氏・作)で行った。bbenchの設定は「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」「10秒間隔でのキーストローク」、無線LANで常時接続し、WebブラウザはInternet Explorer 8(32ビット)を指定した。電源プランはデフォルトのバランス(ディスプレイ輝度40%)で行なっている。結果は、残り残量5%で休止状態へ移行するまで、4時間2分駆動した。公称の約4時間ほぼぴったりであり、常時接続環境でこれだけ駆動すれば十分実用的といえるだろう。
静音性もまずまずだ。アイドル時や低負荷時はかなり静かな部屋でなければ気づかない程度の動作音である。CPU、GPUに高い負荷が連続してかかるような状況では大きな音になるものの、比較的抑えられた音質で、音量のわりには耳障りに感じなかった。
発熱は底面の左側面付近が中心で、動画再生程度でもパームレストがほのかに暖かくなってくる。CPUとGPUに高負荷が続くような状況ではキーボードやパームレスト部もかなり熱をもってくるので、春夏にゲームなどをする場合はノートPCクーラーなどがあったほうがいいかもしれない。パフォーマンス志向のノートPCだけに、このあたりは仕方がないだろう。
評価機の販売価格は、64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)をプリインストールして11万9700円となっている。それでも第3世代のクアッドコアCPUとNVIDIAの高性能GPUに加えて高性能SSDも搭載することを考えると非常にリーズナブルといえる。
Core i7-3612QMのフルパフォーマンスが発揮できないケースがあったということは指摘しておかねばならないが、ベンチマークテストの結果はそれでも十分優秀なものだ。タイトに組まれた剛性感の高い小型ボディで持ち運びもできるという付加価値を考えれば、まさに“買い得”としかいいようがないだろう。
基本構成モデルは、評価機とメモリやストレージが異なる構成のほか、Core i3-2350M搭載のブロンズモデルは6万9930円という安価な価格から用意されている。こちらも合わせて検討したい。
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