VAIO Tは大きくなってタッチできる予感!──米Sony展示ブース事前公開2013 International CES

» 2013年01月08日 17時04分 公開
[長浜和也,ITmedia]

大きくなってもUltrabook、大きくなってもVAIO T

 米Sonyは、2013 CES開催前日の1月7日(現地時間)に恒例の展示ブース事前公開をかねた説明会を行った。オープニング前のカウントダウンムービーでは、ソニーのデジタルカメラを“手を使って”組み立てていくシーンが流れるなど、“ものづくりを大事にするSony”というイメージをアピールしていた。

説明会開始のカウントダウンムービーでは、デジタルカメラを手作業で組み立てていくシーンを流していた(写真=左)。2013 CESにおける米Sonyの主役はなんといっても「Xperia Z」だ。会場に多数のデモ機材を用意して、来場者はそのデザインや質感を体験できる。その詳細は別記事で報告する予定だ(写真=中央)。また、4Kと大画面への挑戦を継続することも重要なメッセージとして訴えている。説明会では、4K対応BRAVIAの65型モデル「XBR-65X900A」と55型モデル「XBR-55X900A」が登場したほか、OLEDでも、世界最大級となる4K対応56型のサンプルを公開している(写真=右)

 CESの事前ブース公開では、毎回、VAIOの未発表モデルを多数展示して、そのモデルがCES直後の春モデルとして登場することが多い。2012 CESでは、スライド式のコンバーチブルタイプUltrabookをコンセプトモデルとして公開したが、これをベースとした「VAIO Duo 11」が2012年10月に登場している。

 2013 CESの事前公開では、「VAIO T15 Touch」の型番を掲げた未発表モデルを展示していた。型番から推測できるように、VAIO Tシリーズの15.6型ワイド液晶ディスプレイ搭載モデルだ。スタッフの説明によると、重さは5.8ポンド(約2.63キロ)で、バッテリー駆動時間は約4時間を予定している。液晶ディスプレイにはタッチパネルを内蔵して10点同時のタッチ操作が可能になる。データストレージはSSDのほか、HDDとSSDの組み合わせなど、複数の構成を用意するという。また、本体には光学ドライブも内蔵する。

2013 CESで登場した未発表VAIOは、15.6型液晶ディスプレイを搭載する「VAIO T15 Touch」が登場した。キーボードにはバックライトを内蔵し、独立したテンキーも用意した

左側面にはUSBに有線LAN、アナログRGB、HDMI、ヘッドセット端子を搭載する(写真=左)。右側面には2基のUSB 3.0と光学ドライブを備える(写真=右)

前面には、独立したメモリースティックスロットとSDメモリーカードスロットを用意する(写真=左)。なお、背面にはインタフェースを設けていない(写真=右)

 光学ドライブを搭載するUltrabookとしては、14型ワイド液晶ディスプレイを搭載して光学ドライブを内蔵するVAIO Tシリーズの「SVT14119CJS」に近いが、VAIO T15は、液晶ディスプレイが大型になったことに伴って解像度も1920×1080ドットに対応した。また、キーボードには独立したテンキーを用意するほか、LEDバックライトを内蔵して暗所における操作も可能にしている。

 ハードウェア構成が異なる複数のモデルを用意するというが、Core i7クラスのCPUを搭載して解像度が1920×1080ドットに対応するモデルの実売価格は、950ドルを想定している(ただし、これは現在販売している14型のVAIO Tよりもかなり低い設定だ)。出荷開始は2013年春の予定だ。

VAIO Duo 11にはキーボードの新色モデルが!

 このほか、VAIO Tでは、すでに登場している14型ワイド液晶ディスプレイ搭載モデルでもタッチパネルを内蔵する「VAIO T14 Touch」を展示していた。本体の仕様は現行モデルとほぼ同じで、10点同時に対応するタッチパネルを採用する。

 また、VAIO Duo 11では、キーボード部分を従来のガンメタリックからシルバーに変更した「新色」モデルも展示していた。SSDの最大容量は256Gバイトから512Gバイトまで拡張されている。

VAIO Tでは、14型ワイドディスプレイ搭載モデルでもタッチパネルを内蔵した「VAIO T14 Touch」を展示している。予想価格は800ドルとみられる(写真=左)。また、VAIO Duo 11では、キーボード部分がシルバーになった「新色」モデルも展示していた(写真=右)

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