もう1つ、持ちやすさを左右する重量はどうだろう。
もっとも軽量なのは約249グラム(評価機実重量は245グラム)のNTTドコモ(NEC製)「MEDIAS TAB UL N-08D」、続いて約272グラム(同271グラム)のKDDI(シャープ製)「AQUOS PAD SHT21」、約308グラム(同307グラム)のアップル「iPad mini(Wi-Fiモデル)」となる。
これら200グラム台〜300グラム前半の軽量モデルは、今回評価した最重量モデル(約495グラム)と比べると文庫本とハードカバー本くらいの感覚で重量差を感じる。いずれも通勤列車で立ったまま使うシーンには対応できるが、1時間ほどの単位では“腕の疲れ具合”に差が出てくると思う。
堅牢な防水/防じん仕様の「BizPad JT-H580VT」や「ADP-705W」が重くなってしまうのは仕方がないとして、今回は各機種をまとめて触れたことで、前述した軽量モデルとの差を体感しやすかったこと、そして重く感じるか否かの感覚はユーザーそれぞれであることをお断りするが、サイズ感のわりに“ん、重いな”と感じたのが400グラム前後に達したモデル──約410グラム(同399グラム)の日本エイサー「ICONIA TAB A100」、約400グラム(同407グラム)のレノボ・ジャパン「IdeaTab A2107A」、約395グラム(同391グラム)のAmazon「Kindle Fire HD 7」だった。
なお、Kindle Fire HD 7の時点となる約349グラム(同341グラム)NTTドコモ(NEC製)「MEDIAS TAB N-06D」との差が約50グラムとかなり開いたが、ひとまず350グラムあたりがズシリと感じるかどうかの分かれ目だった。350グラム以下の7型タブレットであれば、立ったまま片手で約1時間を想定した通勤・通学移動時にも常用できそうであり、バッグへもほとんど違和感なく入れておける範囲と評価できる。
重量ランキング | 製品名 | 公称値 | 評価機実重量 |
---|---|---|---|
1位 | MEDIAS TAB UL N-08D | 249グラム | 245グラム |
2位 | AQUOS PAD SHT21 | 272グラム | 271グラム |
3位 | iPad mini(Wi-Fiモデル) | 308グラム | 307グラム |
4位 | ADP-704 | 312グラム | 314グラム |
5位 | REGZA Tablet AT570 | 332グラム | 330グラム |
6位 | edenTAB WiFi +3G | 338グラム | 336グラム |
7位 | Nexus 7 | 340グラム | 335グラム |
8位 | DOSPARA TABLET A071-D15A | 340グラム | 339グラム |
9位 | MEDIAS TAB N-06D | 349グラム | 341グラム |
10位 | GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E | 344グラム | 344グラム |
11位 | Kindle Fire HD | 395グラム | 391グラム |
12位 | ICONIA TAB A100 | 410グラム | 399グラム |
13位 | IdeaTab A2107A | 400グラム | 407グラム |
14位 | BizPad JT-H580VT | 415グラム | 418グラム |
15位 | ADP-705W | 456グラム | 495グラム |
重量で昇順 |
(続く)
次回以降、表示性能、パフォーマンス、搭載機能など、より細かい項目について比較していきます。
エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)が投入する7型タブレット「Enjoy 71」評価機も入手したので、ここで簡易チェックする。
サイズは191(幅)×119(奥行き)×8.9(高さ)ミリ、重量は約299グラム(評価機実重量は304グラム)となる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.