PCケースは1万円切りのヒット候補が複数登場している。
mini-ITXサイズで目立っていたのは、Sharkoonのキューブ型ケース「SHARK ZONE C10」だ。外形寸法は225(幅)×368(奥行き)×180(高さ)ミリで、平置きだけでなく、縦置きにしても使えるのが特徴。ベイ構成は5インチと3.5インチ、2.5インチが各1基となる。価格は7500円前後。なお、5インチベイの代わりに3.5インチベイをもう1基追加し、フロントを前面メッシュにした兄弟モデル「QB ONE」も同価格帯で出回っている。
パソコンハウス東映は「置き方を自由に選べますし、12センチファン2連タイプの水冷キットが組み込めるほどの拡張性を備えているので、リーズナブルな価格も手伝ってけっこう受け入れられそうな感じがしますね」とヒットを期待していた。
アンテックからはATXミドルタワーの「P70」が9000円弱で登場している。側面と天面に遮音パネルを採用した静音仕様のモデルながら、天面は遮音カバーを外して、12センチファンが2基固定できるなど冷却性重視の構成にもカスタムできるのが魅力。ベイ構成は5インチ2基と3.5インチ5基(うち1基はフロントアクセス可能)、2.5インチ1基となる。
ドスパラ パーツ館は「クセも制限もない作りなので、1万円切りケースの定番になりそうです。フロントアクセスが可能な3.5インチネイを残しながらも、前方中央のベイを省いて、長めの拡張カードに対応するなど、新旧の良さを併せ持っているのがいいですね」と評価していた。
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