VAIO、家電量販店で購入して持ち帰れる「個人向け標準仕様モデル」を発売店頭にVAIOが本格復帰

» 2015年03月06日 09時00分 公開
[前橋豪,ITmedia]

VAIO ZとVAIO Pro 11の計3モデルを用意

 VAIOは3月6日、家電量販店で購入して持ち帰れる「個人向け標準仕様モデル」を発表、同日販売を開始した。製品ラインアップは、ハイスペックな2in1構成の13.3型モバイルノートPC「VAIO Z(VJZ13A9DBJ1B/VJZ13A9DCH1B)」と、クラムシェルの11.6型モバイルノートPC「VAIO Pro 11(VJP1119ATB1B)」を用意する。

 価格はオープン、税別の実売価格はVAIO Zの上位機「VJZ13A9DBJ1B」が23万5280円前後、VAIO Zの下位機「VJZ13A9DCH1B」が18万9800円前後、VAIO Pro 11の「VJP1119ATB1B」が15万7800円前後の見込み。

ハイスペックな2in1構成の13.3型モバイルノートPC「VAIO Z」
クラムシェルの11.6型モバイルノートPC「VAIO Pro 11」

 個人向け標準仕様モデルは、ソニー時代に販売していた、いわゆる店頭モデルに相当する製品。仕様は固定となるが、店舗に在庫を持ち、量販店で購入後すぐ持ち帰って利用できるのが特徴だ。

 これまでソニーから分離したVAIO新会社は、個人向け標準仕様モデルを発売せず、ソニーマーケティングで取り扱う直販の「VAIO OWNER MADEモデル」を販売してきた。VAIO OWNER MADEモデルとは、CPUやメモリ、ストレージ、ソフトウェアなどの仕様を購入時に選択できる直販モデルだ。ソニーストアのWebサイトのほか、一部店頭では実機の展示も行われていたが、店舗に在庫は持たず、注文してから後日の納品に限られていた。

 3月6日から個人向け標準仕様モデルを販売する店舗は以下の通り(詳細な販売日時は店舗により異なる)。

  • エディオングループ(エディオン、100満ボルト)
  • ケーズデンキ
  • ノジマ
  • ビックカメラグループ(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ)
  • PC DEPOT

 今後も取り扱い店舗は順次拡大するという(取り扱い店舗の詳細はこちら)。

個人向け標準仕様モデルのスペック

 VAIO Zの標準仕様モデルは、上位機のVJZ13A9DBJ1Bと下位機のVJZ13A9DCH1Bを用意。いずれもブラックのボディカラーを採用し、OSは64ビット版Windows 8.1 Update、CPUはCore i5-5257U(2.7GHz/最大3.1GHz)、メモリは8Gバイト、ディスプレイは2560×1440ピクセル表示の13.3型ワイド液晶を装備。デジタイザスタイラスが標準添付される。本体サイズは324.2(幅)×215.3(奥行き)×15〜16.8(高さ)ミリ、重量は約1.34キロだ。

 上位機のVJZ13A9DBJ1Bは256GバイトのSSDを搭載し、Office Home and Business Premium、VGAアダプタ(HDMI→アナログRGB)が付属する。下位機のVJZ13A9DCH1Bは128GバイトSSDを備えており、Microsoft OfficeとVGAアダプタは付属しない。それ以外の仕様は既存のVAIO OWNER MADEモデルと同様だ。

 VAIO Pro 11の標準仕様モデルは、64ビット版Windows 8.1 Update、Core i5-42107U(1.7GHz/最大2.7GHz)、4Gバイトメモリ、256GバイトSSD、1920×1080ピクセル表示の11.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載。Office Home and Business Premium、VGAアダプタ(HDMI→アナログRGB)が付属する。本体サイズは285(幅)×197(奥行き)×11.8〜15.8(高さ)ミリ、重量は約770グラムだ。それ以外の仕様は既存のVAIO OWNER MADEモデルに準ずる。


 なお、VAIOは個人向け標準仕様モデルの発売に伴い、VAIO OWNER MADEモデルも含むVAIO製PCの購入前相談窓口メールアドレス(customer@vaio.com)を新設した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年01月14日 更新
  1. 実売1万4800円で手に入るエレコム「Touch Book for iPad 10.9インチ(第10世代)」は理想のキーボードケースとなるか? 試して分かったこと (2025年01月13日)
  2. この機に“Sandy Bridge”を卒業する人も――年末年始はWindows 11への移行が加速 (2025年01月11日)
  3. NVIDIAが“夢のPC”を無料制作できるキャンペーンをスタート/「Creative Cloudフォトプラン(20GB)」を1180円から1780円に値上げ (2025年01月12日)
  4. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  5. モバイルに「L3キャッシュ爆盛り」とApple/Intel対抗の「GPU強化モデル」登場――AMDが新型「Ryzen」を一挙発表 (2025年01月07日)
  6. GeForce RTX 50だけではない! 社会がAIを基礎にしたものに置き換わる? 「CES 2025」で聴衆を圧倒したNVIDIAの最新構想 (2025年01月10日)
  7. ASUSがSnapdragon Xを搭載した軽量14型Copilot+ PC「ASUS Zenbook A14」など6製品を発表 (2025年01月08日)
  8. なぜAI全振りを表明したのか パナソニックグループの「CES 2025」ブースを見て分かったこと (2025年01月09日)
  9. 新型Macに搭載された「M4チップ」「M4 Proチップ」の実力は? 実機をテストして分かったこと (2024年11月07日)
  10. 新型「Magic Keyboard」は何が変わった? 設計が一新され劇的に変化したモデルを13インチiPad Pro(M4)で試す (2024年07月19日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2025年