ソネットとソニーモバイルコミュニケーションズが3月19日、スマートフォン「Xperia J1 Compact」とSIMカードのセット販売を行うことを発表した。ソネットのWebサイト、ソニーストアと提携店、イオンにて4月20日から販売し、3月27日から先行予約を開始する。端末価格は5万4800円(税別)。日本でMVNO向けにXperiaスマートフォンを投入するのは今回が初。ソニーモバイルによると、「J1」の「J」は「Japan」を意味するとのこと。
Xperia J1 Compactは、幅65ミリのボディに4.3型のHD(720×1280ピクセル)液晶を搭載したコンパクトなスマートフォン。マット仕上げの背面やラウンド形状のメタルフレームが特徴。NTTドコモが2014年6月に発売した「Xperia A2」がベースになっており、デザインやUIはA2を踏襲している。カラーはホワイト1色のみ。OSはAndroid 4.4を採用している。
IPX5/8相当の防水性能やIP5X相当の防じん性能に加え、おサイフケータイにも対応しており、SIMロックフリーのスマートフォンの中では高いスペックを持つ。なお、ソニーモバイルによると、当初おサイフケータイで利用できるサービスは「モバイルWAON」と「楽天Edy」のみで、そのほかのサービスについては順次対応していく予定とのこと。また、ワンセグには対応していない。
カメラは1/2.3型で有効約2070万画素のCMOSセンサー、明るく広角な撮影が可能なGレンズ、ソニー独自の画像処理エンジン「BIONZ for mobile」を搭載。Xperiaではおなじみ、暗い場所や逆光などをカメラが自動認識して最適な画質で撮影できる「プレミアムおまかせオート」も利用できる。
バッテリー容量は2300mAhで、バックグラウンド上でアプリの動作を制御する「スタミナモード」も利用できる。
機種名 | Xperia J1 Compact |
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メーカー | ソニーモバイルコミュニケーションズ |
OS | Android 4.4 |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon MSM8974/2.2GHzクアッドコア |
メインメモリ | 2Gバイト |
ストレージ | 16Gバイト |
外部メモリ | microSDXC(最大128Gバイト) |
ディスプレイ | 約4.3型HD TFT液晶 |
解像度 | 720×1280ピクセル |
バッテリー容量 | 2300mAh |
メインカメラ | 有効約2070万画素CMOS |
インカメラ | 有効約220万画素CMOS |
ボディカラー | ホワイト |
サイズ | 約65(幅)×128(高さ)×9.7(奥行き)ミリ |
重量 | 約138グラム |
ソネットがMVNOとしてドコモ回線を用いた「PLAY SIM」をセットで販売する。利用できるSIMカードの料金プランは販売場所によって異なるが、いずれもデータ通信(3G/LTE)と音声通話をサポートしている。また、初期費用としてSIMパッケージ代3000円がかかる。通信速度は下り最大150Mbps、上り最大50Mbps。通信量が各プランで設定されている1日や1カ月の上限に達すると、上下200kbpsに制限される。音声通話料は30秒あたり20円。
ソネットのWebサイトでは「プラン80M/day(V)」をセットで用意。月額料金は1610円で、端末の割賦代込みだと月額3888円。ソニーストアでは、月額1580円の「プラン2G/month(V)」を用意する。2つとも12カ月の最低利用期間が設けられており、期間満了前に解約やMNPをすると、5200円の解約料が発生する。
イオンでは月1480円の「プラン70M/day(V)」、月1980円の「プラン120M/day(V)」、月2980円の「プラン200M/day(V)」を用意。イオンスマホの契約特典として、24カ月間はプラン70M/day(V)が200円引き、プラン120M/day(V)とプラン200M/day(V)が400円引きとなる。イオンでは、最低利用期間や解約料は設けられていない。
Xperia J1 Compactは、仕様としてはSIMロックフリーだが、ソネットのPLAY SIMとのセット販売しか行わず、現時点では端末単体での販売は予定していない。ソニーモバイルによると、そのほかのSIMカードについては動作保証はしていないとのこと。
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