詳細はPC USERのリポートを参照してほしいが、Surface Pro 4は前世代のSurface Pro 3と比較して、スペックで幾つか向上しているポイントがある。最後に、これらにも触れておこう。
基本性能については、前述の第6世代Coreを採用したことで、Surface Pro 3の第4世代Coreから2世代ぶんの進化を果たした。内蔵グラフィックスの進化、SSDの高速化(Serial ATA 6Gbps → PCI Express/NVM Express対応)など、全体的なパフォーマンスアップを実現している。Microsoftによれば、Surface Pro 3より30%高速になったという。
液晶ディスプレイは、前モデルの12型(2160×1440ピクセル/約216ppi)から12.3型(2736×1824ピクセル/約267ppi)に大型化・高解像度化している一方で、本体の厚さは9.1ミリから8.45ミリに薄型化し、縦横の長さはほぼそのまま(約292.10×201.42ミリ)を維持した。つまり、フットプリントは変わらずに、ベゼル部分が狭く、画面が広く、表示がより微細になっている。
重量についてもSurfae Pro 3が約800グラムだったのに対し、Surface Pro 4ではCore m3モデルが約766グラム、Core i5/i7モデルでも約786グラムと軽量化した。Type Coverは4.65ミリ厚/約292グラムと薄型軽量なので、装着したまま持ち運んでも苦にならないだろう(総重量は約1058〜約1078グラム)。
液晶ディスプレイは、Surface Pro 3の12型(2160×1440ピクセル/約216ppi)から12.3型(2736×1824ピクセル/約267ppi)に大型化・高解像度化した。狭額縁でスタイリッシュになった外観にも注目だそのType Coverはキートップがセパレートタイプ(いわゆるアイソレーション)となり、パンタグラフ構造の採用で押下感がより高まるなど、こちらも地味ながら改良が続いている。タッチパッドの領域が大幅に広がっている(従来比で40%大型化)のも個人的にはうれしいポイントだ。
Surfaceペンは筆圧検知レベルが以前の256段階から1024段階まで一気に向上しており、ペンの背面を消しゴムとして使える機能が加わった。また、純正アクセサリで交換用の硬さが異なるペン先セット「Surface Pen Tip Kit」も用意されている。この辺りの差も実機でじっくり検証してみたい。
Surfaceペンは従来のように布式のペンホルダーを本体もしくはType Coverに貼り付けて携行する方式から、初代「Surface Pro」などに近い本体へのマグネット吸着タイプとなっており、「余計なオプションをつけたくない」というユーザーにはいいのではないだろうか。
個人的にはあまり使わないのだが、本体背面のカメラ機能も強化されており、従来の500万画素から800万画素まで高画素化した。会議中や講演中にメモ書きのつもりでスライドを撮影してOneNoteにクリッピングしたり、出先で写真撮影の必要がある際にデジタルカメラやスマートフォンを取り出すのではなく、そのままSurface Pro 4で撮影して加工したりと、カメラ機能を活用しているユーザーにとっては改善点となる。
いよいよ日本でも店頭に並び始めたSurface Pro 4。気になる方は、一度店頭でタブレット本体はもちろん、進化したSurfaceペンやType Coverの使い心地も含めて試してみることをおすすめする。
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