なお、以前の記事ではAdblock Plusがいち早くExtensions for Edgeの提供を予告していることを紹介しており、今回のタイミングで提供されてもおかしくなかった。このタイミングで提供できなかった理由はシンプルで、「Microsoftによる審査待ち中」のようだ。
Microsoftは、Extensionsがマルウェアなど悪意ある試みの温床になるのを防ぐため、同社の審査を通じてWindowsストア経由でExtensionsを配布するとアピールしている。そのため、今夏の正式ローンチまで徐々に登録されるExtensionsが増えていくような、緩やかに拡充される形になるのかもしれない。
初期段階で公開されているExtensionsが極端に少ない理由として、EdgeへのExtension APIの実装がまだ初期段階で、準備が追い付いていないということもあるようだ。Microsoftの説明では、現在のビルドで実装されているAPIに適合したExtensionsのみを審査して公開しているとのことで、未実装のAPIを使用するExtensionsへの対応は後回しになる可能性が高い。
一方、実装済みのAPIについてもバグが多く包含されている可能性は高く、しばらくはテスト期間が続くことになりそうだ。
こうした開発者向けの情報は、3月末のBuild 2016のほか、4月初旬開催のMicrosoft Edge Web Summit 2016で提供されるとみられる。本連載でも適時フォローしていきたい。
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