Google I/O、モバイル関連は「Android@Home」など盛りだくさん

» 2011年05月11日 05時58分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは5月10日(現地時間)、開発者向け年次カンファレンス「Google I/O」において、次期モバイルOS「Ice Cream Sandwich」(コードネーム)ほか、幾つかのAndroid関連の発表を行った。

Honeycombのアップデート

 この夏に、タブレット向けOS「Honeycomb」(コードネーム)を3.0から3.1にアップデートする。新版では、アプリトレイがスクロールできるようになり、ウィジェットのサイズを拡大できるようになる。また、USB接続でカメラから直接写真ファイルをインポートしたり、ゲームコントローラーを接続してタブレットでゲームができる。さらに、Android 3.1はGoogle TVにインストールすることもでき、夏にはGoogle TV向けAndroidアプリストア「Android Market for Google TV」が開設される。

Ice Cream Sandwich

 ice

 次期版Android OS(バージョンナンバーは明らかにしていない)であるIce Cream Sandwichは、タブレットでもスマートフォンでも稼働する。このOSで、Honeycombの機能やユーザーインタフェース(UI)がスマートフォンでも利用できるようにするのがIce Cream Sandwichのゴールだという。

Music Beta by Google

 うわさされていたクラウド音楽サービスの名称は「Music Beta by Google」となった。β版が同日公開されたが、利用できるのは米国内のみで、招待制となっている。

 music

 Amazonの「Cloud Drive」同様に、ユーザーは購入済みの音楽をGoogleのクラウドに保存し、PC、Mac、Android端末で再生できる。音楽やプレイリストは自動的に同期されるので、例えばスマートフォンで作成したプレイリストをタブレットなどほかの端末でも利用できる。音楽は端末にキャッシュされ、オフラインで再生することも可能。

 サービスは(少なくともβ版では)無料で、ユーザーは約2万曲をアップロードできる。

Android Marketでの映画レンタル

 同日から、Android Marketで映画のレンタルサービスを開始する。まず米VerizonのXOOMで利用できるようになり、数週間のうちにAndroid 2.2以降を搭載のすべての端末で利用できるようになる(恐らく米国のみのサービス)。価格は1ドル99セントからで、視聴開始後24時間は再生できる。Google傘下のYouTubeが9日に映画レンタルサービスの拡充を発表し、Warner Brothers、Universal、Sony Picturesとの提携が明らかになったが、Android Marketでもこれら大手の作品が借りられるようだ。

主要ベンダーやキャリアとのアライアンス設立

 新たなOSのリリース後、端末を迅速にOSに対応させるためのガイドラインを策定するアライアンスを設立した。立ち上げメンバーは、Verizon、HTC、Samsung、Sprint、Sony Ericsson、LG、T-Mobile、Vodafone、Motorola、AT&T。

Android Open Accessory

 すべてのAndroid端末で利用できる周辺機器を開発するための「Android Open Accessory」を立ち上げ、Android 3.1以上に対応するAccessory Development Kit(ADK)とAPIをリリースした。

Android@Home

 「Android@Home」は、Android端末をホームオートメーションコントローラにするフレームワークのイニシアチブ。開発者はAndroid@Homeを利用することで、Android端末に照明やゲーム機、エアコンなど、あらゆる家電のリモコン機能を持たせることができるという。キーノートでは、同イニシアチブのサンプルとして、Music Betaをネットワーク経由で操作するAndroid端末「Project Tungsten」が披露された。デモでは、Android端末でCDについた無線タグをスキャンすることで、Music Beta上でCDの楽曲を再生して見せた。

Androidの現状

 キーノートのオープニングでは、Androidの成長ぶりも紹介された。累計で1億台のAndroid端末がアクティベートされ、毎日40万台の新端末がアクティベートされている。Android Marketに登録されたアプリ数は20万本に上り、45億本のアプリがダウンロードされたという。

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