トップ10
» 2008年03月14日 22時25分 UPDATE

Mobile Weekly Top10:三菱といえば“フリップ”“スライド”“先取りの先進性”――ユーザーの思い出

前回のTop10で、読者の“三菱端末の思い出”を募集したところ、300近いコメントが寄せられた。「撤退は嘘だといってほしい」「誰かが亡くなったような感じ」などの撤退を悲しむ声とともに、「最後のDを大切に使います」「今までありがとう」というねぎらいの声も多数届いた。

[後藤祥子,ITmedia]

 先週の三菱撤退報道に続き、今週はソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズがドコモ端末の開発計画を見直すというニュースが飛び込んできた。市場の飽和や販売方法の変更で国内の端末メーカーにとっては厳しい状況が続いており、今後の各メーカーの動向に注目が集まる。

 前回のTop10記事で読者から「三菱ケータイの思い出」を募集したところ、300近いコメントが寄せられ、「タッチパネルのPDAライクなDケータイを見られないと思うと寂しい」「撤退は嘘だと言ってほしい」「ショックすぎて1日何も手がつきませんでした」「誰かが亡くなったような感じです」「今からでも遅くないから、『嘘でした』って言って!!!」「死ぬまでDを使おうと思っていたのに」「次の買い替えでいったい何を選んでよいのか途方にくれています」など、撤退を惜しむ声が相次いだ。

 三菱ケータイのどこが好きだったかについては、「三菱といえばフリップ」「スライド型のよさを教えてくれた」「先進機能をいち早く取り入れていた」という声が多かった。今回のTop10では、それぞれのトピックについて寄せられた声をご紹介しよう。

三菱ケータイといえばフリップ

Photo フリップタイプの「J-D05」

 「ムーバの時代からずーっと三菱端末を使っています。一番思い出深い端末はフリップ最後の機種となった『D503i』です。適度な大きさで使い心地も良く、壊れなければずっとそのまま使っていたかった端末です」

 「昔、ドコモを使っていた時にほとんどのケータイがストレート端末の中、Dだけのフリップを使っていました。キーロックがめんどくさい僕にとっては、折りたたみほどめんどくさくなく、フタを閉じれば誤動作のないフリップはとても気に入っていました。だからJ-フォンに変えた後もフリップ端末の『J-D01』『J-D05』と使い続けた思い出の深いメーカーでした。今ではどのメーカーも作らないけどフリップ、いいと思うんだけどなぁ。撤退はとても残念です」

 「初めてのケータイが三菱の『D502i』でした。当時では珍しいカラー液晶。また、フリップタイプのケータイでしたが、センターキーがとても便利でフリップを閉じたままでの操作も快適でした」

 「何といってもフリップ! ストレート主体だった時代には誤操作防止の意味もあった。そしてイージーセレクター。押し込みやすさはジョグを上回り、見た目以上に操作性がよかった。インタフェースは直感的で分かりやすかった」

 「最初に買った携帯が、『D209』でした。『開けないと操作できない』折りたたみと、『誤操作の心配』が気になるストレートのどちらの問題もクリアしたフリップ式が好きでした」

 「思えば初めての携帯は『DII HYPER』でした。でかくて重くて機能も全然だったけど持ってるだけで自慢できる時代、2段式のあの長いアンテナ立てて通話してたっけなぁ。今でも箱に大切にしまってます」

 「初めて買ったiモード端末が『D502i』。フリップタイプがスタイリッシュで、画面も着メロも当時一番きれいだった」

 「初めて買った携帯電話が『D101 HYPER』でした。あの時の感動は、どんな高機能端末を手に入れた今でさえ超えることはできません」

 「自分の記憶の中で、10年以上も前に発売されたドコモの『D208 HYPER』が一番残ってます。高校生の時に初めて携帯電話を買ったのがD208で、デザインが非常に凝ってる機種でした。バックライトを3色に切り替えられたり、待ち受け画面を10種類以上に切り替えられたりと、当時としては革新的な機種だったと思います。親を必死に説得し、機種代を稼ぐために一生懸命バイトして買ったものなので、個人的にものすごく思い出に残る携帯電話です」

 「フリップが好きでした。『D211i』、最後に復活してほしかった……」

スライドのよさを教えてくれた三菱

Photo スライドボディの「D903i」

 「スライド式が珍しく、飛びついたところ思いのほか使いやすかったためです。905シリーズも、迷った末に『D905i』を購入し、大変満足しています。折りたたみ式にはもう戻れません」

 「『D902iS』です。それまで“スライド型なんてケッ!”って思っていた自分にも、スライド型を使わせるきっかけになったスピードセレクター。これのせいで、普通の端末の上十字キーを押すのが苦痛で苦痛で。もはや指をグルグル回す動きが自分の日常に欠かせないものになりました。いまメイン使用の『D905i』とスピードセレクターを大事に使っていきたいと思っています」

 「今『D905i』を使っているユーザーです。D端末との付き合いは『D901i』からで、当時は何となく折りたたみばかりのケータイに飽き飽きしてた中、スライド端末に興味を持ったので機種変してみました。その時は特に使い勝手が良いとも悪いとも感じませんでしたが、『D902i』→『D903i』→『D905i』と機種を新しくするたびに地味ながら使い勝手が改良されていき、『D905i』では随分使い勝手の良い端末に仕上がってくれたものだと喜んでおりました。それが今月に入って撤退とのことで……。もう、新しいD端末に機種変できない(次の機種変どうしよう?)と考えると寂しいものがありますけど、今手にしている『D905i』と少し長く付き合えると前向きに考えるようにします」

 「『D902i』を愛用してました。スライド式のマイ・スタンダード。カメラのレンズカバー、スピードセレクターやソフトウェア上などの、ユーザビリティがいつでも光っていたメーカーだと思っていました。携帯のカメラにハマったのはDに出会ってからでした。誰がそんなん使うんだ?! と思っていたのに、使うと以外に便利で気がつけば首までどっぷりつかっていた……。地味なのに離れられない、いや滋味あふれる機体なんでしょうね。縁の下の力持ち、というのか。それまであまり携帯に快適さを感じていなかったことに気づかせてくれた」

 「やっぱりスライド! 『D902i』→『D903i』→『D905i』と3代にわたってDシリーズを使ってきたので、スライドに慣れてしまいました。そのため他の携帯を使ったとき、電話やメールのたびに携帯を開くのがめんどくさい……と思うぐらい、スライド派でした」

先進機能をいち早く取り入れていた三菱

Photo フリップモデルの「D503i」(左)と外部メモリにメモリースティックDuoを採用した「D251i」

 「初アンテナ内蔵はすごかった。あれがあったからこそ、ゴテゴテしたデザインからの脱却ができたと思う」

 「赤外線、加速度センサーなど、他のメーカーにさきがけて挑戦するところが好きでした」

 「『D503i』はたしか、ATOKを採用した初めてのモデルだったと思います」

 「パールホワイトの端末が初めて出てきて、斬新で輝いた時代が懐かしい。小さなフリップに憧れたね」

 「新しいスタイルに挑戦していたところ。フリップもスライドも、1機種で終わらせずにつきつめて次の端末を開発し続ける姿勢が好きだった」

 「ムーバ時代の2タッチ入力とATOKの組み合せの文字入力は、他社を抜いて抜群の使いやすさだった」

 「『D503i』で携帯で初めて(だと思う)ATOKを搭載したこと。変換の賢さは当時飛びぬけていた。そのほかにも503iシリーズ中でちょっと高解像度のディスプレイを搭載してみたり、16和音の着メロを存分に生かす大口径のスピーカーを搭載していたりと細かいところへのこだわりを感じた」

 「モーションコントロール機能。『D904i』で搭載され、発表されたときは何がすごいのかが分からなかったけど、試してみたらびっくりしました」

 「最後のフリップ式でイージーセレクターの携帯『D211i』。シンプルで小型でアンテナなしのさきがけであったこの携帯は、今までで一番長く使い続けた携帯でした」

 「(100万画素カメラの)『D505i』でカメラ付きケータイに対する見方を変えられた」

 「一番最初に自分で選んで購入したケータイが(200万画素カメラの)『D505iS』でした。当時はカメラを持っていなかったので、写真は全部スーパーCCDハニカムのこのケータイで撮っていました。それから写真撮影にハマリこみコンパクトカメラを買って、今では一眼レフカメラの購入を考えています」

 「『J-D06“graphica”』は、当時中学生だった私にとって衝撃的なデザインで、初めてケータイが欲しくなった瞬間でした」

 「三菱はチャレンジャーだった。ドコモ初のカラー液晶搭載の『D502i』は1.8インチと当時としては大型だった。外部メモリ対応(『D251i』)もドコモ初だった。ヒンジ部の張り出しはあったが、アンテナの内蔵も早かった(『D503iS』以降)。ストレート型でアンテナを内蔵した『D211i』は先鋭的な印象だった。機能てんこ盛りの巨大端末『D2101V』なんてのもあったな。三洋電機のように売却ならDNAは残せたのに。残念です」

 「いつも、時代とは違う端末の形が好きでした。ストレート時代は、フリップ。折りたたみでも、カメラの回転(スピンアイ)、ハニカムCCDでデジカメに接近したし、スライドモデルだったり。私は、初めて持った携帯が『D502i』だったので、ドコモのカラー液晶の始まりも印象的です。そして今、最後の高機能端末となった『D905i』を愛用してます。いつも、ひとあじ違う携帯を作ってくれた三菱電機に感謝です」

“目に見えない機能強化”が理解されないのは残念

 寄せられたコメントの中には、“目に見えない機能強化”が理解されにくいことを惜しむ声もあり、「他社のギミック攻勢にヤラれたとすると非常に残念な気がします」「見せかけの端末ではない本当に使いやすい携帯を求めた三菱がいなくなるのは、生活の重要ツールとして位置づけられている携帯が邪道なものばかり求めていくようで悲しくてなりません」「完成度が高かったがゆえに、新モデルでも見た目の変化が少ないというジレンマがあったと思います。それでも奇策に走らず、機能を充実させていったのは良かったのですが、それが売上に貢献しなかったのは非常に残念です」「スペック表に数値として現れない作りこみを重視するメーカーが競争に勝てず、撤退してしまうのはどこかやりきれない思いがありますね」というコメントも寄せられている。

 最後に、読者から寄せられた開発陣への感謝の言葉で本記事を締めくくろう。

 「たくさんの思い出、ありがとうございました」

 「三菱端末の担当者や開発した人たちに、撤退は残念だけど“お疲れさまでした”と言いたいです」

 「開発スタッフのみなさん、長い間お疲れさまでした」

 「今使っている『D905i』が最期を迎えるまで、大切に大切に使っていきたいと思います」

 「(スライドの集大成といわれる)『D905i』は本当に最高の機種で、三菱からの最高のプレゼントだと思います」

 「売り上げは他社と比べると少なかったかもしれないけど、熱烈なユーザーが多かったのは三菱電機だったんじゃないかと思う」

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