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» 2009年11月13日 00時00分 公開

セパレートケータイは「数年先を先取りした進化の1つの形」――富士通新商品発表会

富士通が11月12日、ドコモから発売される携帯電話の新機種・新CM発表会を開催。開発コンセプトや各機種の機能、デザインを細かく説明した。また、CMキャラクターを勤める俳優の瑛太さんも登場し、トークセッションが行われた。

[房野麻子,ITmedia]

 富士通は11月12日、携帯電話の新機種・新CM発表会を開催した。ドコモから発売される「F-01B」「F-02B」「F-03B」「F-04B」の開発コンセプトや各機種の機能、デザインが説明されたほか、F-02BのコラボレーションパートナーであるFolli Follie(フォリフォリ)の関係者も登壇。CMキャラクターを勤める俳優、瑛太さんのトークセッションも行われた。

Photo 富士通 執行役員 常務の佐相秀幸氏

 冒頭の挨拶で、富士通の執行役員 常務の佐相秀幸氏は、携帯電話市場が厳しい状況の中、今期は2007年から始まった割賦販売から2年が経ち、“2年縛り”が解ける時期と説明。「今回発表された新商品をテコに、2009年度下期の起爆剤にしたい」と語った。

 富士通の携帯電話の開発は、同社が得意とするブロードバンド技術、携帯電話そのもののテクノロジー、そしてデザインを3本柱としており、今回のラインアップではそれらが商品として具現化されたと説明。また佐相氏は「ダサい、やぼったいといわれていたイメージを払拭しようとやってきた」と、デザインには特に注力したことを明かした。

 新端末は、F-01Bが「ハイスペック防水」、F-02Bが「香水と防水」、F-03Bが「スリム防水」と、それぞれのキーワードを挙げながら紹介。また、「セパレートケータイ」F-04Bについては、「パソコンとの融合も視野にいれた商品。ディスプレイのサイズやキーボードなどの物理的な制約から解放させる可能性を秘めた商品」とアピール。「日本のケータイがガラパゴスと揶揄されているが、数年先を先取りした進化の1つの形だと実感してもらえる」と自信をうかがわせた。

新機種4モデルを紹介

Photo 富士通 執行役員 モバイルフォン事業本部長の大谷信雄氏

 富士通 執行役員 モバイルフォン事業本部長の大谷信雄氏は、発表されたばかりの4機種を詳細に紹介した。同氏は富士通が、ブロードバンドリーダー、デザインリーダー、ケータイテクノロジーリーダーという3つの方針に基づいて携帯電話を開発していると説明。ブロードバンドリーダーとしては、LTEの開始に向けて新しいサービス、デザインを追求するとした。また、デザインへの取り組みについて、F-02Bのフォリフォリとのコラボレーションに言及。さらに、端末の使いやすさや防水機能など、ケータイの機能強化への取り組みを紹介した。

PhotoPhoto 富士通の携帯電話商品化における3つの方針。今後は「ヒューマンセントリックケータイ」を目指す

 また今後は、ジャイロセンサーやGPSなどの携帯電話のセンシング技術とクラウド技術を組み合わせ、人間のさまざまな行動を支援する「ヒューマンセントリックケータイ」を目指すとした。

 新モデルに共通する機能としては、カメラ機能と防水機能に言及。カメラは「ケータイでどこまで進化させるのかという議論があったが、昨今のユーザーの使い方をみて、デジタルカメラとしてケータイは定着していると判断した。24時間持ち歩くケータイであり、デジタルカメラであると考えた」と背景を説明。それを踏まえて画像処理エンジン「Milbeaut Mobile」を採用し、画素数や撮影補助機能においてもコンパクトデジタルカメラを凌駕するスペックを搭載した。

 これまでに何機種も防水端末を手がけてきた富士通は、防水機能とハイスペックなデザイン、薄型化の両立を目指してきたと説明。大谷氏は「防水機能のリーディングカンパニーとして、グローバルに通用する機能を追求している」と話した。

PhotoPhoto 商品の特徴を簡潔に表す「5秒アピール」。販売店でスタッフが顧客に商品を説明する際、5秒で言い表せることが重要だという(写真=左)。PRIMEシリーズの商品化の流れ。「来年の夏の商品がどんなものになるか予想できると思う」と大谷氏(写真=右)

 F-02Bの紹介では、フレグランスチップの開発秘話が語られた。開発当初、開発陣は香水をリアカバーに振りかければいいと、安易に考えていたという。ところが、香水にはさまざまな薬品やアルコールが使われており、そのままかけるとカバーが破損してしまうことが分かった。そこで、塗装侵食や変形に耐えるリアカバーの素材や塗料を選定。香水を振りかけるフレグランスチップには、耐浸食性、吸水性、耐薬品性に優れた「多孔質セラミック」を採用した。

Photo フレグランスケータイの実現には、素材の吟味や開発が必要だった

 なお、F-02Bにはフォリフォリとコラボレートした「Folli Follie Gold」があるが、大谷氏は「フォリフォリの美しいジュエリーと並んでも、決して見劣りしないケータイに仕上がったと思う」と胸を張った。また、フォリフォリグループのファイナンス・ディレクター ヤニス・ベジティス氏とフォリフォリジャパン代表取締役専務の高松実氏も登壇。高松氏は「フォリフォリを代表する美しいピンクゴールドのボディデザイン、内蔵コンテンツに至るまで、フォリフォリらしさをふんだんに取り入れてくれた。フォリフォリをご愛顧いただいているお客様にぴったりのモデルに仕上がったと思う」と話した。

PhotoPhoto フォリフォリグループ ファイナンス・ディレクターのヤニス・ベジティス氏(写真=左)、フォリフォリジャパン代表取締役専務の高松実氏(写真=右)

 来年春の発売となるF-04Bについては、「LTEの時代を迎えるにあたって、新しいケータイはどうあるべきかという議論の中から生まれたモデル。色々なオプションを開発でき、使い方は無限に広がっていく」と説明。電話だけではなく、さまざまなデータを使いこなすための新しいスタイルを提案したとし、会場ではプロジェクターのアダプターを使ったデモンストレーションも行われた。

PhotoPhoto 新しい使い方を提案するセパレートケータイ(写真=左)。プロジェクターのデモも行われた(写真=右)

CMキャラクターの瑛太さんも登場

Photo 香水を付けている女性は好きかという質問に「香水を付けている人も付けていない人も好き。でも、付けていなくても基本的に女性はいい香りがしますよね」

 新機種の紹介と各種機能のデモンストレーションの後は、CMキャラクターを勤める俳優の瑛太さんが登場。CM撮影中のエピソードなどを語った。

 トークセッションの中で、瑛太さんはフレグランスケータイの活用法を提案。自分で付けている香りと別の香りをケータイに付けて、意中の相手にどちらがいいか聞いてみることを勧めた。また、色んな匂いのする電車の中でケータイの香りをかいでいれば、自分の香りを感じていられるとして、会場の笑いを誘った。

 テレビCMは「ニュースキャスター」編、「デート・女」編、「デート・男」編、「見た目も中身も・ブラック」編、「見た目も中身も・ブラウン」編があり、11月20日より全国で順次放送される。

Photo 3機種の共通機能である防水性能をアピール
PhotoPhoto フォリフォリの商品と一緒に並べられたF-02B Folli Follie Gold(写真=左)。F-02Bは華やかなイルミネーションも特徴(写真=右)
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