さり気なく登場したauの「ガンガントーク」って?ふぉーんなハナシ

» 2009年11月25日 20時01分 公開
[田中聡,ITmedia]

 KDDIが11月9日から開始した「ガンガンメール」は、基本使用料780円(プランEシンプル+誰でも割)+月額315円(EZ WINコース)の計1095円で、Eメールを無料で利用できるサービス。容量を気にせずメールが使い放題になるほか、基本料金も抑えられるので、ケータイを積極的に使わないユーザーにとってもお得なプランといえる。

 そんな中、このガンガンメールと似た名称の「ガンガントーク」が登場したのをご存じだろうか。といってもこれは新しいサービスではなく、指定した3件までのauケータイとの国内通話が24時間無料になる「指定通話定額」を指したもの。KDDI広報部によると、このガンガントークという言葉は「11月末からWebサイトやCMで使い始めた」という。あえて新しい言葉を採用したのは、「料金サービスの内容を分かりやすく訴求するため」とのこと。

 auのWebサイト(外部リンク)ではガンガンメールと対をなすサービスとして、ガンガントークをアピールしている。また、11月21日から放映中のCM“ガンガントーク編”では「昼でも夜でもガンガン話しても国内通話無料」というキャッチコピーとともにガンガントークが紹介されている。

photo 「指定通話定額」が“ガンガントーク”として紹介されている

 ちなみに、ガンガンメール編では土屋アンナのシャウトに合わせて鶴瓶の驚いた顔(ばびょーん顔)が登場するが、ガンガントーク編では鶴瓶ではなく、(「アルプスの少女ハイジ」の)ハイジが登場する。原作では見られない(?)ハイジのばびょーん顔がインパクトのある内容だ。CMの映像はKDDIのアドギャラリー(外部リンク)でも公開されているので、まだ見ていない人はチェックしてみるといいだろう。

 ガンガンメールとガンガントークは、「ダブル定額ライト」のように具体的な料金サービスを指すものではなく、“メール無料”と“通話無料”を訴求するフレーズ。KDDI社内では「コミュニケーションワード」と呼んでいるそうだ。2つの違いについて、強いて言えば、プランEシンプルとEZ WINコースを契約済みならガンガンメールを使っている、指定通話定額を契約済みならガンガントークを使っているといえる。EZ WINコースを契約しなければ、基本使用料780円〜+月額390円の計1170円〜で、3件のauケータイと24時間話し放題となる。

 料金サービスを訴求する言葉としては分かりやすいが、ガンガントークという言葉を聞いて、何か新しいサービスがまた始まったのかと勘違いしてしまった。ガンガンメールよりも先に、指定通話定額の発表時にガンガントークを使った方がスマートだったように思える。ともあれ、2つの“ガンガン”は十分魅力的なプラン。今後の訴求方法にも注目したい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  4. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  5. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  6. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  7. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  8. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  9. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
  10. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年