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» 2013年01月11日 20時20分 UPDATE

2013 International CES:写真と動画を“集約保存”――ソニーのNFC搭載NAS「Personal Content Station」

ソニーが提供しているNFCの「ワンタッチ機能」では、音楽をスピーカーやヘッドフォンに出力する用途と、それに対応した製品が多いが、NFC搭載のNASも新たに発表。写真や動画を手軽にバックアップしたり共有したりできる。

[田中聡,ITmedia]

 ソニーは、XperiaとNFC対応機器を簡単に連携させることができる「ワンタッチ機能」を2012年後半から展開している。NFC搭載のヘッドフォンやスピーカーにXperiaをかざすだけで、ヘッドフォンやスピーカーとBluetooth接続して(Xperiaで再生中の)の音楽を再生する、といった使い方が可能。このCESでもワンタッチ機能を利用できるスピーカーやヘッドセットの新製品が発表され、ブースではさまざまなデモを行っている。

photophotophoto スピーカーのNFCタグの部分にXperia Zをかざすと、スピーカーの電源がオンになり、Xperia Zで再生してた音楽がスピーカーで再生される
photophotophoto ブラビアと連携するNFC搭載スティックにXperia Zをかざすと、Xperia Zで表示していた写真がテレビに映る

 これらに加え、ワンタッチ機能を活用できる新しいタイプの製品として発表されたのが、NAS(ネットワーク接続ストレージ)の「Personal Content Station(以下、PCS)」だ。スマートフォンやデジタルカメラなどで撮りためた写真と動画を、Wi-FiやSDカードなどを介して転送できるというもの。内蔵ストレージは1Tバイト。本体のサイズは172(幅)×32(高さ)×172(厚さ)ミリ、重さは500グラム。

photophoto スマートフォンやデジタルカメラなどに保存した写真と動画を簡単に保存できる「Personal Content Station」(写真=左)。メモリースティックとSDカードスロットも搭載している(写真=右)

 ブースの説明員によると、この製品を開発した狙いは「これまで使っていたデジタルカメラ、PC、スマートフォンなどに残しっぱなしで埋没してしまうの写真が多いので、(PCSに)集約保存させるため」だという。転送できるデータは写真と動画に絞っているが、これはほかのユーザーとデータを共有することを前提としているため。「音楽データも対応させることは可能だが、共有することを望まない人もいる」(説明員)ため非対応とした。対応形式は静止画がJPEG、MPO、RAW、動画がAVCHD、MP4、MPEG2 SD、MOV、3GPP(3GPP2)、AVI、MPEG1。

 NFC対応Xperiaなら、PCSにXperiaをかざすだけでWi-Fi接続して転送される。その際、PCSに保存されていない写真や動画だけを自動で転送してくれるので、データが重複することはない。PCSからスマホなどに転送することも可能なので、以前使っていた機種で撮りためた写真を、その都度新しい機種に入れ直すことも容易だ。

photophoto Xperia Zの写真をWi-Fi経由で転送(写真=左)。専用アプリに転送履歴が残る(写真=右)

 PCSと写真や動画を送受信するには専用のアプリ「PCS Manager」が必要となり、Android版とiOS版の両方を提供する。このアプリからデータをインポート/エクスポートしたり、写真・動画のビュワーとして使ったり、SNSへ投稿したりできる。デジカメなどで撮影したAVCHD形式のビデオをPCSに転送すると、スマホでも視聴できるようMP4形式に変換される。またHDMI端子も備えており、対応テレビに出力すれば高画質な写真や映像を楽しめる。

 PCSは2013年6月に米国で発売予定となっており、以降は日本での発売も予定している。米国での価格は299ドル。

photophoto Personal Content Stationに転送した写真をアプリから閲覧できる(写真=左)。試作版のアプリなのでまだ項目がないが、ここに「エクスポート」の項目を用意し、Personal Content Stationからスマホにデータを転送可能にする予定(写真=右)
※初出時に製品名を「Presonal Content Station」としていましたが、正しくは「Personal Content Station」です。お詫びして訂正いたします(1/12 21:33)。

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