調査リポート
» 2013年04月16日 15時56分 UPDATE

関西の路線は山が多いからなあ:関西の電車でつながりやすいキャリアはどれだ?──ICT総研がiPhone 5で実測調査

ICT総研は、関西で調査した「電車移動中のスマートフォンつながりやすさ実測調査」の結果を4月16日に発表した。関東の調査結果より低い傾向があったという。

[長浜和也,ITmedia]

 ICT総研が行った、「電車移動中のスマートフォンつながりやすさ実測調査」(関西編)では、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルのそれぞれで、圏内だった時間、音声通話の接続が継続した時間、LTEで接続していた時間の割合を調査している。

 測定した機材は、ドコモがSIMロックフリーのiPhone 5にドコモのnanoSIMを差したものを用意、au、ソフトバンクもそれぞれのiPhone 5を用意した。調査期間は4月1〜3日で、調査した時間は原則日中だが、JR大阪環状線は、混雑時間帯の状況を調べるため、19時台に行っている。

 調査したエリアは、関西エリアの2府4県をカバーする8路線。調査を行った路線と区間、測定した時間は以下の通りだ。

路線 測定区間 測定時間
JR東海道本線 大阪〜米原 82分31秒
JR東海道本線、山陽本線 大阪〜姫路 60分46秒
JR山陰本線 京都〜福知山 82分16秒
JR大阪環状線 天王寺〜天王寺 44分31秒
地下鉄御堂筋線 江坂〜なかもず 42分31秒
JR奈良線 京都〜奈良 45分7秒
JR阪和線 天王寺〜和歌山 45分1秒
JR大和路線 天王寺〜加茂 52分14秒

 全路線の合計測定結果において、圏内だった時間比率が最も高かったのはauで96.5パーセント。音声通話接続時間維持率が最も高かったのはソフトバンクで93.2パーセント、測定時間におけるLTE接続比率が最も高かったのは、ドコモで65パーセントとなった。なお、この結果は、ICT総研が2012年12月に行った関東12路線の合計測定結果と比べて、すべての指標で低い値だった。ICT総研はこの理由として、平地が多い関東路線に比べて、関西の郊外路線は山間部が多いためと考察している。

kn_ictrepo_01.jpg 関西8路線で測定した圏内時間比率。合計測定時間のうち圏外でなかった時間の割合を示す。トップはauだが、ソフトバンクとの差は0.2パーセント、ドコモとの差は1.2パーセントだ。なお、LTE接続比率は、ドコモが65パーセント、auが40パーセント、ソフトバンクが63パーセントだった

kn_ictrepo_02.jpg 関西8路線で測定した音声通話接続維持率。固定電話への音声通話が続いていた時間の割合をカウントしている。トップはソフトバンクだが、auとの差は0.1パーセント、ドコモとの差は0.7パーセントだ

 なお、測定各路線における圏内時間比率と音声通話接続維持率、LTE比率のトップは以下のようになった。

路線 測定区間 圏内時間比率トップ 音声通話接続維持率トップ LTE比率トップ
JR東海道本線 大阪〜米原 ソフトバンク ソフトバンク ソフトバンク
JR東海道本線、山陽本線 大阪〜姫路 ソフトバンク au ソフトバンク
JR山陰本線 京都〜福知山 au au ソフトバンク
JR大阪環状線 天王寺〜天王寺 3キャリア同じ ドコモ au、ソフトバンク同率
地下鉄御堂筋線 江坂〜なかもず au ソフトバンク au
JR奈良線 京都〜奈良 ソフトバンク ドコモ・au同率 ドコモ
JR阪和線 天王寺〜和歌山 ソフトバンク au ソフトバンク
JR大和路線 天王寺〜加茂 au au ドコモ

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