au VoLTEは新旧どちらの料金プランでも申し込みができ、通話料金は新旧プランと同じ。旧プランでは20円/30秒の通話料金がかかり、新プラン(カケホとデジラ)では「電話かけ放題プラン(V)」の月額2700円にVoLTEの通話料も含まれる。
au VoLTEのオプションサービスとして、月額300円の「お留守番サービス EX」、月額200円の「三者通話サービス」、月額100円の「迷惑電話撃退サービス」、月額100円の「待ちうた」、月額200円の「割込通話サービス」が提供される。これらとボイスパーティーを含めた「電話きほんパック(V)」を、月額400円で提供する。各サービス単体だと計1200円なので、800円お得になる。
ドコモがVoLTEで提供している、相手の顔を見ながら通話ができる「ビデオコール」は、au VoLTEではサポートしない。シンクコールのカメラシンクが似た機能といえるが、これは同じ画面を共有する機能なので、インカメラに切り替えても、お互いの顔を写すことはできない。例えばAさんの顔がAさんとBさんの画面に、あるいはBさんの顔がAさんとBさんの画面に表示されるという具合だ。
残念ながら、現時点ではドコモとauのVoLTEは互換性がなく、ドコモとauで高音質通話をすることはできない。KDDI担当者に理由を聞いたところ、「相互接続が標準化されていないため」とのこと。au VoLTEに対応するのが2機種のみで、ドコモとも高音質通話ができない……となると、au端末で高音質通話を利用できる機会は、当面はかなり限られたものになる。
KDDIのMVNOサービス「mineo」のSIMを、au VoLTE対応機種に入れると、VoLTEを利用できるのだろうか。現時点では未定で、「これから検討していく」(田中社長)とのこと。
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