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» 2015年02月04日 20時27分 UPDATE

SHL24からの進化点をチェック――写真で解説する「AQUOS SERIE mini SHV31」

幅63ミリのコンパクトなボディに4.5型のフルHDディスプレイを搭載した「AQUOS SERIE SHL25」。新たに「VoLTE」や「エモパー」に対応し、使い勝手も向上させた。約1年前に発売された「AQUOS SERIE mini SHL24」との違いを中心に見ていこう。

[田中聡,ITmedia]

 シャープがKDDI向けに開発した「AQUOS SERIE mini SHV31」は、幅63ミリの小さなボディに「エモパー」や「VoLTE」などの最新機能を詰め込んだモデル。PureLED対応の約4.5型のフルHD(1080×1920ピクセル)IGZOディスプレイや、シャープの最新カメラ機能も盛り込んでおり、スペックも妥協していない。1月29日から販売されている。サイズやスペックを見ると、キャリアは異なるが「Xperia Z3 Compact SO-02G」といいライバルになりそうだ。

photo シャープの「AQUOS SERIE mini SHV31」。カラーはマゼンタ、シアン、ホワイト、ブラックの4色

 auオンラインショップでの価格は一括で6万8040円(税込、以下同)。月1485円の「毎月割」が適用され、これの24回分を引いた実質価格は3万2400円。MNPの場合は「誰でも割」の適用でさらに3万5640円が割り引かれるので、毎月割と合わせると実質0円となる。

 ディスプレイは4.5型ながら、3辺狭額縁の「EDGEST」スタイルにより、幅は63ミリに抑えられており、画面占有率は約75%を実現。画面サイズと解像度は前モデルの「AQUOS SERIE mini SHL24」と同じだが、SHV31では新開発のバックライト「PureLED(ピュアレッド)」を新たに採用しており、人肌や赤色をより鮮やかに表現できる。IGZOディスプレイは引き続き搭載している。

 イヤフォンジャックの周囲やカメラリング、電源キーにはアルミを使い、さり気なく高級感を演出。背面は丸みを帯びているので、片手で持ちやすいのはもちろん、持ち心地も問題ない。約118グラムという軽さも魅力といえる。

photophoto 幅63ミリとスレンダーなボディなので、片手でもしっかりと握れる(写真=左)。背面は丸みを帯びているので手に優しい(写真=右)
photophoto 上部にイヤフォンジャックとmicroSD/nanoSIMスロットがある(写真=左)。下部にMicro USB端子とストラップホールがある。防水仕様ながら、Micro USB端子のキャップがないので、スムーズに充電できる。卓上ホルダは用意されない(写真=右)
photophoto 左側面に物理型のボリュームキーを配置(写真=左)。右側面には電源キーがある。片手でもしっかり押せる(写真=右)
photophoto カメラリングがきらっと輝く(写真=左)。microSDとnanoSIMのスロットは隣り合っている(写真=右)

 端末デザインはSHL24を継承している部分が多いが、SHV31ではシアン、マゼンタ、ホワイトも前面(ディスプレイの縁)を加色している。SHL24は4色とも前面はブラックだったので、SHV31ではよりポップな印象に変わった。前面の加色は「AQUOS SERIE SHL25」と同じく、液晶+本体に、後から色の付いた保護フィルムを貼り付けるという手法を用いている(→生産工程を変えて実現したディスプレイ面の加色――「AQUOS SERIE SHL25」の秘密を聞く)。SHL24ではセンサー型のキーを採用していたボリュームキーは、SHV31は物理型のキーとなり、押しやすくなった。

photophoto インカメラは左下に備えている(写真=左)。前モデルのSHL24と異なり、今回は表面も加色している(写真=右)
photo 対応ケースも続々登場する

 スマートフォンを握るだけで画面が点灯する「グリップマジック」にも対応。スマホを握っている間は画面が回転しない、ポケット内で端末を握るだけで各種通知をバイブで確認、着信があっても本体を握るまで名前を表示しない、持つだけで着信音を抑える……といった設定も可能だ。

photo 「設定」→「便利機能」→「グリップセンサー」から、持つ、離す、全般についての設定を個別に行える

 カメラの画素数はSHL24から据え置きだが、撮影機能全般が向上している。画質のチューニングにも力を入れており、SHL24よりも鮮明に描写できるようになった。サンプル写真を見比べてたところ、SHV31の方が細部をクッキリと写せていることが分かる。

 機能面では「リアルタイムHDR」に対応し、ディスプレイでHDRの効果を確認しながら撮影できる。SHL24と比べて、HDRやピント合わせの精度も向上しているとも感じた。1月19日の発表会では、簡易ボックスで暗い部屋と(窓から見える)明るい外を撮影するデモを行っていた。SHL24とSHV31で試したところ、SHL24はそもそも撮影環境が薄暗いためなかなかピントを合わせられなかったが、SHV31は問題なくピントが合い、HDRの効果も発揮されて黒つぶれや白飛びを抑えた一枚を写せた。

 このほか、複数枚を撮影→合成することでブレやノイズを抑える「HQ(高品位)モード」、撮りたいシーンに応じて最適な構図を提案してくれる「フレーミングアドバイザー」、合成してより広範囲を写せる「インカメラワイド撮影」、シャッターボタンを押し続けると連写ができる「押しっぱなし連写」など、冬モデルのAQUOSスマホではおなじみの機能も利用できる。動画は3840×2160ピクセルの4K2Kサイズで撮影できる。

photo リアルタイムHDRにより、撮影中のモニター越しにもHDRの効果を確認できる
photophoto それぞれ左がSHL24、右がSHV31で撮った写真をプリントしたもの。やや分かりにくいが、SHV31の方がくっきり写せている
photophoto カメラの撮影画面。設定アイコンはオフにもできる(写真=左)。複数枚を撮影して合成するHQモード(写真=右)
photophoto 被写体に応じて最適な構図を示してくれる「フレーミングアドバイザー」(写真=左)。5枚撮影した写真を合成して広範囲を1枚に収められる「インカメラライド撮影」
photophoto シャープスマホでおなじみの「Feel UXホーム」。「デスクトップ」と「アプリ」の2面で構成されている

 通信機能は、LTEネットワーク上で高品質な通話ができる「VoLTE」に対応しており、ほかのVoLTE対応auスマホと同じく3Gには対応しない。下り最大150MbpsのLTE通信を可能にする「キャリアアグリゲーション」や、下り最大110MbpsのWiMAX 2+もサポートする。

photophotophoto 設定画面(写真=左)。モバイルネットワークには「国内」か「自動(国内/海外)」の2種類しか選択できない(写真=中、右)

 シャープが冬モデル以降でイチオシしている人工知能「エモパー」に対応しているのも特徴の1つ。自宅にいるときは端末を置いただけで、または自宅や外で端末を振るとスマホから話しかけてくれる。SHV31では新たに「おれんじん」というキャラクターが追加された。おれんじんは情熱的なコメントをくれるが、熱すぎて空回りしているような……(?)、でもどこか憎めないキャラクターだ。

photophotophoto エモパーは「便利機能」から設定する(写真=左、中)。新キャラクターとして「おれんじん」が追加された(写真=右)
SHV31とSHL24の主なスペック
AQUOS SERIE mini SHV31 AQUOS SERIE mini SHL24
OS Android 4.4 Android 4.2
プロセッサ Qualcomm Snapdragon MSM8974AB/2.3GHzクアッドコア Qualcomm Snapdragon MSM8974/2.2GHzクアッドコア
メインメモリ 2Gバイト 2Gバイト
ストレージ 16Gバイト 16Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大128Gバイト) microSDXC(最大64Gバイト)
ディスプレイ 約4.5型フルHD TFT液晶(IGZO、PureLED) 約4.5型フルHD TFT液晶(IGZO)
解像度 1080×1920ピクセル 1080×1920ピクセル
連続通話時間 約1040分(VoLTE) 約980分(3G)
連続待受時間 約540時間(4G LTE、WiMAX 2+) 約610時間(3G)、約510時間(4G LTE)
バッテリー容量 2120mAh 2120mAh
メインカメラ 有効約1310万画素CMOS 有効約1310万画素CMOS
インカメラ 有効約120万画素CMOS 有効約120万画素CMOS
ボディカラー シアン、マゼンタ、ホワイト、ブラック ピンク、ブルー、イエローグリーン、ホワイト
サイズ (幅×高さ×奥行き) 約63×124×9.9ミリ 約63×124×9.9ミリ
重量 約118グラム 約115グラム
防水 IPX5/7 IPX5/7
グリップマジック
エモパー
VoLTE
キャリアアグリゲーション
WiMAX 2+
おサイフケータイ
ワンセグ/フルセグ ○/− ○/−
赤外線通信

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