実際に使ってみると、Androidを採用しながら、使い勝手の良いシンプルなフィーチャーフォンとして作られていることが分かる。待受画面から決定キーや左上のファンクションキーでメニューが表示され、電話やSMS、設定などを行う。
もちろん、アドレス帳からも発信やSMS送信ができ、Micro USB端子はデータ転送に対応していないが、Bluetooth経由で連絡先を転送可能だ。試した限りでは、iPhone SEではうまく転送できなかったが、NTTドコモのフィーチャーフォン「F-01E」やAndroidスマホ「GALAXY S5 SC-04F」からは転送できた。
また、無線LAN(Wi-Fi)にも対応しており、ソフトウェア更新が行える。あまり機能の追加などは期待できなさそうだが、セキュリティアップデートを含めて継続して更新してもらえると長く使えそうだ。Wi-Fiも簡単に設定できるようにWPS(Wi-Fi Protected Setup)に対応している。
専用SIMカードは、オーラがMVNOとして提供するNTTドコモ回線で、MVNEはMVNOでも人気の高いインターネットイニシアティブ(IIJ)だ。IP電話が使える月額1580円のプランと通常の通話のみが使える月額980円のプランの2つが用意される。
まだ専用SIMカードが届いていないため、NTTドコモやそのMVNOのSIMカードを試してみたところ、どちらも利用できた。ハローキティフォンは3G(と2G)に対応した携帯電話だが、LTE対応SIMカードでも問題なく利用できた。
専用SIMカードもハローキティフォン同士は通話料無料になり、IP電話の無料通話料増量キャンペーンが行われているのも魅力的だが、NTTドコモのカケ・ホーダイやカケ・ホーダイライトだけを契約して使うのも良さそうだ。
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