この連載では時々、超基礎的なネタもやりたいと思っている。今回は、基本中の基本のところを取り上げたい。
カメラマンの方々は「カメラを構えて撮った瞬間に作品として完成されているべし」と言う。けれども、一瞬でさっと完璧な構図を決めて、さっとセッティングして撮るなんてプロでもない限り無理難題。そこまで写真を突き詰めようと思っている人は、ほんのわずかしかいないはずだ。
普通の人は、とりあえずピントと手ブレにだけ注意して撮りましょう、と。
でも、漫然と撮っただけでは伝わらない。写真をSNSに上げるっていうのは「その写真で伝えたいなにか」があるからで、「おいしかったよー」と伝えたいのにその写真がマズそうだったら悲しいわけである。
そんなときはどうするか。撮った後にひとてまかけてみるべし。こんな感じで。
面倒くさい作業が必要なわけではない。純正の「写真(Photos)」アプリでササッと明るさをいじっただけだ。手順としてはこんな感じ。
たったこれだけなので、10秒とかからないのである。
完了をタップすると、撮った写真が編集済みのものに自動的に置き換えられる。後は共有するなりなんなりすれば良い。
写真を編集するというと「フィルタをかけること」と思う人もいるかもしれないが、その前に、写真としてちょっとマシにしてやろうというだけのことだ。また、写真アプリで編集すれば、先述のように元の写真と置き換えられるので、枚数は増えない。
では、間違ってヘンな編集してしまい、「しまった! 元に戻したい」という時はどうすれば良いのだろう?
簡単、元に戻せばよろしい。一度編集した写真をもう一度写真アプリで編集しようとすると、右下に「元に戻す」というボタンが現れるはず。これをタップすると、いつでもオリジナルの写真に戻せるのだ。iPhoneは内部で“元の写真”も保持しているから、安心である。
ただし、元に戻すと、今まで写真に加えてきた編集が全て破棄されてしまう。要注意。
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