MMD研究所は、2月27日に「2017年2月格安SIM・格安スマホ通信速度調査」の結果を発表した。
調査対象サービスは1月17日に発表した「2017年1月格安SIM利用者・検討者シェア調査レポート」の格安SIM音声プラン利用上位である「楽天モバイル」「mineo(Aプラン、Dプラン)」「IIJmio」「OCN モバイル ONE」「イオンモバイル」「UQ mobile」「FREETEL SIM」「DMM mobile」「BIGLOBE SIM」「LINEモバイル」に、「Y!mobile」を加えた11サービス。
調査端末は「ZenFone 3 Laser」で統一し、調査アプリには「Ookla Speedtest.net」と「4Gmark」を利用している。期間は2月15日〜2月17日に行い、東京・名古屋・大阪の主要駅で各駅1箇所ずつ9時〜10時、12時〜13時、17時〜18時の3つの時間帯で比較している。
下り速度を箱ひげ図で見ると、中央値が高かったのは、UQ mobileの34.9Mbps、Y!mobileの16.7Mbps、mineo(au)の16.1Mbps。12時〜13時の時間帯で最も速いのはUQ mobileの31.0Mbpsで、次いでY!mobileの16.0Mbps、イオンモバイルの2.8 Mbpsとなった。平均値の上位はUQ mobileの34.4Mbps、mineo(au)の20.9Mbps、イオンモバイルの2.8 Mbpsとなっている。
また、4Gmarkで計測したYouTubeのアクセス表示速度が最も短かったのは、UQ mobileの9.4秒で、LINEモバイルの10.0秒、Y!mobileの10.2秒と続く。Webのアクセス表示速度もUQ mobileの4.7秒が最短で、次にY!mobileの5.0秒、わずかな差でLINEモバイル、イオンモバイルが5.1秒となった。
各計測アプリ別の結果は以下の通り。箱ひげ図のひげ(縦の線)は最大値・最小値、箱の長さは第一四分位数と第三四分位数、箱の中の横線は中央値を表す。箱の位置で速度(高い方が早い)、箱の長さで安定度(箱の長さが短いほど速度の振れ幅が少ない)を表す。「Download」と「Upload」は値が高いほど早く、「PING」「Web」「YouTube」は値が小さいほど良い環境といえる。
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