MVNOサービスの通信速度について/ドコモ新料金プランの弱点Mobile Weekly Top10

» 2017年05月01日 16時50分 公開
[井上翔ITmedia]

 今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2017年4月24日から4月30日までのアクセスランキングを集計しました。

2017年3月測定のランチタイム通信速度 ドコモ回線を使う通信サービスとY!mobile(ソフトバンク)のランチタイム通信速度(2017年3月分)

 今回のランキングでは、1位8位に通信速度比較の記事がランクインしました。

 「MVNOサービスはランチタイムや夕方に通信速度が落ち込みやすい」ということは、良く言われることです。しかし、実際に使ってみると「スピードテストの結果は良好でも、Webや動画が快適に見られない」という声は少なからずあります。

 筆者も全ての大手キャリア(MNO)といくつかのMVNOサービスを個人的に契約して使っていますが、スピードテストの結果と通信の快適さが必ずしも合致するとは限らないことは確かだと思います。

 「通信の快適さ」をより客観的に、かつ正確に示すためにはどうすれば良いのか。私たちの試行錯誤はしばらく続きそうです。

ドコモの「シンプルプラン」と「ウルトラシェアパック30」 ドコモの「シンプルプラン」と「ウルトラシェアパック30」

 4位には、ドコモの新料金プランを伝える記事がランクインしました。

 音声通話用の基本プランとして新たに登場するのは、月額980円(税別、以下同)の「シンプルプラン」です。このプランには大きく3つの特徴があります。

  • データプランとして「シェアパック」「シェアオプション」を契約する必要がある
  • 通話(準)定額あるいは無料通話分はない(20円/30秒の通話料金が常にかかる)
  • スマートフォンまたはケータイ(フィーチャーフォン)で使う必要がある

 「データ通信をよく使うけれど、音声通話は(準)定額も無料通話分もいらない」という人とっては待望のプランですが、音声通話対応のタブレットには非対応という弱点があります。タブレットで通話をする人はごく少数であるという「判断」ゆえなのでしょうが、ちょっと残念ではあります。

 新たなシェアパックとして登場する月額1万3500円の「ウルトラシェアパック30」は、2回線超でデータ容量をシェアできる「ウルトラシェアパック」の新容量パックです。

 筆者は月額9500円の「シェアパック10」を使って1人で4回線のデータシェアを行っています(よく「1人で家族」と冗談を言っています)が、従来はウルトラシェアパックに移行したくとも一気に月額1万6000円の「ウルトラシェアパック50」に“ジャンプ”しないといけませんでした。

 そのような観点からすると、ウルトラシェアパック30は移行に際しての心理的ハードルを一気に下げてくれました。いよいよ、筆者も「ウルトラ」の仲間入りができそうです。

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