変化のために挑戦する――NTTドコモの2017年夏商戦(1/2 ページ)

» 2017年05月25日 22時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 既報の通り、NTTドコモは5月24日に「2017 夏 新サービス・新商品発表会」を開催した。

 ドコモは、この発表会のテーマを「Challenge to Change(変化のための挑戦)」とした。同社が4月27日に発表した新しい中期計画「beyond宣言」の実現に向けて、新たな一歩を踏み出そうとしている。

テーマは「Challenge to Change(変化のための挑戦)」 「Challenge to Change(変化のための挑戦)」
吉澤和弘社長 NTTドコモの吉澤和弘社長

端末:「ナンバー1」への挑戦

 端末面では、「業界初」「業界最高」を「Challenge to No.1(1番への挑戦)」として紹介した。

 まず、4K解像度(3840×2160ピクセル)画面とHDR(高ダイナミックレンジ)映像の表示を世界で初めて両立した「Xperia XZ Premium SO-04J」が紹介された。Xperia XZ Premiumは世界各国で順次発売されているが、日本ではドコモが独占的に取り扱う。モバイル向けの4K HDRコンテンツは「dTV」や「ひかりTV」で配信する。

Xperia XZ Premium 4K HDRに対応する「Xperia XZ Premium」は日本では“ドコモダケ”となる

 また、通信速度面ではSO-04Jに加えて「Galaxy S8+ SC-03J」と「AQUOS R SH-03J」において国内最速の下り最大788Mbps(理論値)の通信に対応する。この数値は東名阪(関東甲信越・東海・関西)エリアにおけるもので、それ以外のエリアでの下り最大通信速度は783Mbps(理論値)となる。発売済みのモバイルルーター「Wi-Fi STATION N-01J」も、下り最大788(783)Mbpsの通信に対応する。

 ただし、対象機種の下り788(783)Mbps対応は、8月以降に配信予定のソフトウェア更新を適用した後となる。

788Mbps対応 スマートフォン3機種と、既存のルーター1機種が下り最大788(783)Mbpsに対応。ただし、8月以降に行われるソフトウェア更新を適用する必要がある
788(783)Mbps対応エリア 下り最大788(783)Mbps対応エリアは、8月のサービス開始時点で全国の250都市で展開する予定となっている。ただし、混雑の激しい都市圏の鉄道駅周辺や行楽地など「混雑地でのピンポイント展開が主」(説明員)となる

料金:長期間機種変更しないユーザーへの選択肢を用意

 beyond戦略にある「マーケットリーダー宣言」では、ユーザー還元の強化を表明している。その一環として「ドコモポイント」を自動的に「dポイント」に以降する措置を5月10日付で実施し、「シンプルプラン」や「ウルトラシェアパック30」を5月24日から受け付けている。

 今回の発表会では「Challenge to ?」として、長期間機種変更“しない”ユーザーを想定した新しい割引サービス「docomo with」を打ち出した。特定の対象機種を購入することで、対象外機種に機種変更しない限り毎月の通信料金を1500円(税別)引きするなるというものだ。

 対象機種はミドルレンジの「arrows Be F-05J」と「Galaxy Feel SC-04J」に絞った。docomo with対象機種では「月々サポート」や「端末購入サポート」といった端末購入に伴う割引措置の対象外となるため、「端末(一括)価格自体を抑える必要があり」(説明員)、ミドルレンジモデルのみを対象としたようだ。

 なお、docomo withを適用した回線のSIMカードを対象外端末に装着して通信した場合も1500円の割引は維持される。これは「(対象端末が)故障した場合の代替機としてSIMロックフリー端末や中古端末を購入して使う人を想定」(説明員)した措置となる。

docomo with対象端末 docomo with対象端末は「月々サポート」や「端末購入サポート」の対象外となるため、価格の安いミドルレンジモデルのみを対象に

コミュニケーション:音声認識で終話する機能を追加

 「Challenge to communication(コミュニケーションへのチャレンジ)」として、端末面でのコミュニケーション改善にも取り組んでいる。「スグ電」の音声認識による自動終話対応と、「ドコモ留守電アプリ」における「みえる留守電」への対応がそれだ。いずれもコミュニケーションツールとしてのスマホをより快適に使えるようにするための取り組みとなる。

スグ電の進化 スグ電は音声による自動終話に対応
みえる留守電 Android用の「ドコモ留守電アプリ」は、伝言メモの文字起こし「みえる留守電」に対応

 また、ドコモの技術をフォーティーズ(東京都港区)提供し、ホームコミュニケーションデバイス「petoco」を共同開発した。これも、コミュニケーションツールを増やす一環としての取り組みだ。

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