大手3キャリアの66.2%がデータ容量の節約経験あり、84.1%がWi-Fi環境下で動画を視聴

» 2017年09月07日 19時39分 公開

 MMD研究所は、9月7日に「大手3キャリアスマートフォンユーザーのデータ容量別利用実態調査」の結果を発表した。対象はNTTドコモ、au、ソフトバンクのスマートフォンを利用する15歳〜59歳の男女1861人(低容量:633、中容量:623、大容量:605)で、調査期間は9月1日〜9月4日。

 対象の68.3%が通信速度制限予告メールを受け取ったことが「ある」と答え、そのうち86.7%が「通信速度制限に掛かった経験がある」と回答。また、66.2%が速度制限がかからないようデータ容量を節約していると答え、データ容量別で見てみると、低容量ユーザーは67.7%、中容量ユーザーは71.2%、大容量ユーザーは59.5%という結果が出た。とくに中容量ユーザーはデータ容量を節約する傾向にある。

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 データ通信量を節約していると回答したユーザーに、どのように月間データ容量を節約しているか聞いたところ、84.1%が「Wi-Fi環境がない場所で動画を見ないようにしている」と回答。フリー回答からは「アップデート等の大量更新はなるべくWi-Fi環境で行うようにしている」「Wi-Fi環境のない場所で写真をアップロードしないようにしている」「スマホを使わないときはモバイルデータ通信を切っている」などの回答があった。

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 データ容量を節約する必要がなくなったら何がしたいかを聞いたところ「外出中(4G環境)YouTubeやHuluなどの動画を見たい」の74.4%が最も多く、次いで「外出中(4G環境)ネット(検索など)をしたい」が42.4%、「外出中(4G環境)音楽、ラジオを聴きたい」が34.3%となった。OS別ではiPhoneユーザーの76.6%、Androidユーザー(その他含む)の64.9%が「外出中YouTubeやHuluなどの動画を見たい」と回答した。

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 現在契約しているデータ容量に関する満足度を聞いたところ、低容量ユーザーの47.6%、中容量ユーザーの57.0%、大容量ユーザーの76.5%が「満足」と回答しており、契約しているデータ容量が増えるにつれて満足度が高くなっている。

 フリー回答では、低容量ユーザーからは「決して多くはないが、足りなくなることもない」「Wi-Fi環境を整えているので、基本プランは安くても快適」、中容量ユーザーからは「低速化する頻度がそこまで多くないギリギリのラインで、コストとのバランスが取れている」「動画や音楽は基本的に自宅のWi-Fiでしか利用しないため、気を付けていれば速度制限にかからないから」、大容量ユーザーからは「以前7GBで残りGB数を気にしながら使っていた。現在は20GBでほとんど上限が気にならない」「20GBプランができて良かった。容量を超えることがないのでストレスがない」といった回答が集まった。

 一方、不満点には「外出先では動画が見られなくなる」「使用速度が遅くなるとイライラする」「ストレスなく使うには足りない」「もう少し容量は欲しいが、費用が高い」などの回答が寄せられた。

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