9月20日、日本で「iOS 11」の配信が始まった。対応機種はiPhoneがiPhone 5s以降、iPadがiPad AirやiPad mini 2以降、iPod touchは第6世代。
アップデートはWi-Fi経由でiOSデバイスから、またはiTunes経由で行える。iPhone 7 Plusからアップデートする場合、アップデートファイルの容量は2.05GB。
iOS 11でアップデートされる内容は以下の通り。
- アプリやゲームを見つけやすくなるよう、App Storeを全面的に新しくデザイン
- 「Today」タブで、エディターチームによるストーリーや、ハウツーの記事などにより、新しいアプリやゲームをより簡単に見つけられる
- 「ゲーム」タブで、新しいゲームを探したり、人気ランキングを見たりできる
- 専用の「App」タブで、おすすめ、ランキング、カテゴリーの情報を見られる
- 「App」ページにはより多くのビデオプレビューおよび「エディターのおすすめ」バッジが追加され、より簡単にユーザー評価とレビューやアプリ内課金情報が分かる
App Storeでは、新たに「Today」「ゲーム」「App」タブが追加された
- Siriの声が新しくなり、より自然で表現力が豊かになる
- 英語の単語や語句を中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語に翻訳可能(β版)
- Safari、News、メール、メッセージの使用状況に基づいてSiriから提案をする機能を追加
- 「メモ」アプリと連携して、To-Doリスト、メモ、リマインダーの作成が可能
- 銀行取引用アプリと連携して、口座振替や残高処理が可能
- QRコードの表示が可能なアプリとの連携が可能
- ヒンディー語および上海語の音声入力を追加
- 「ポートレート」モードに、光学式手ブレ補正、HDR、True Toneフラッシュを追加
- 新しいHEIFおよびHEVCフォーマットに対応し、写真とビデオのファイルサイズをほぼ半分に削減
- より自然な肌のトーンになるように再設計した、9つのフィルターを追加
- QRコードを自動的に認識してスキャンすることが可能
9つの新しいフィルター
- Live Photosに「ループ」「バウンス」「長時間露光」のエフェクトを追加
写真アプリから、Live Photosのエフェクトを変更できる
- Live Photosで、音を消したり、トリミングしたり、キー写真を選んだりできる
- 「メモリームービー」はコンテンツを縦向きおよび横向きに自動的に適応
- ペット、赤ちゃん、ウェディング、スポーツイベントなどの十数個以上の新しいメモリを追加
- 「ピープル」アルバムはより正確になり、またiCloudフォトライブラリによりデバイス間で常に同期させることが可能
- アニメーションGIFに対応
- 主要な空港およびショッピングセンターの屋内地図に対応
- ターンバイターン経路で、車線案内および制限速度情報に対応
- ダブルタップおよびスワイプにより、片手でズームが可能
- デバイスを動かしてFlyoverを操作することが可能
- 運転中であることを認識して自動的に通知を停止し、iPhoneの画面を暗くして音が鳴らないようにする機能を追加
- 運転中であることを、知らせたい連絡先にのみ自動的にiMessageで伝えることができる機能を追加
- iPadで、キーを下にフリックして数字、記号、句読点を入力できる
- iPhoneで片手用キーボードに対応
- アルメニア語、アゼルバイジャン語、ベラルーシ語、ジョージア語、アイルランド語、カンナダ語、マラヤーラム語、マオリ語、オリヤー語、スワヒリ語、ウェールズ語のキーボードを追加
- 10キーピンインキーボードでの英語入力に対応
- 日本語ローマ字キーボードでの英語入力に対応
地球儀アイコンを長押しして現れるメニューから、キーボードを左か右に寄せられる
- AirPlay 2スピーカー、スプリンクラー、蛇口を含む、新しいアクセサリータイプに対応
- 人の検知、時間、アクセサリーに基づいた作動機能を拡張
- QRコードおよびタップしてアクセサリーをペアリングする設定に対応
- App StoreのAppが使用可能なAR技術により、現実の風景上に仮想的なコンテンツを重ねて、インタラクティブなゲーム、夢中になるようなショッピング体験、工業デザインなどを開発可能
- App Storeのアプリが使用可能な機械学習技術により、高パフォーマンスおよびユーザーのプライバシー保護のために、デバイス上で処理された機械学習データを用いたインテリジェント機能を提供する
- コントロールセンターのデザインが変わり、全てのコントロールを1つのページに収めることが可能
コントロールセンターは1画面に集約。表示させる機能の変更もできる
- アクセシビリティ、アクセスガイド、拡大鏡、テキストサイズ、画面収録、Walletを含む、コントロールセンター用のカスタムコントロール
- Apple Musicで友達の音楽を見つけられる。プロフィールを作成して、友達とプレイリストやよく聴くミュージックを共有できる
- Apple Newsに、ユーザー向けにカスタマイズされたTop Stories、Siriからの提案、「Today」に表示される今日のベストビデオ、エディターが選んだ重要な記事が表示される新しい「Spotlight」タブなどの機能を追加
- 「クイックスタート」の自動設定機能により、Apple IDを使用してiCloud、キーチェーン、iTunes、App Store、iMessage、FaceTimeにサインインが可能
- 「クイックスタート」の自動設定機能により、言語、地域、ネットワーク、キーボード、利用頻度の高い場所、Siriへの話しかけ方、ホームおよびヘルスケアデータを含む、デバイス設定を復元可能
- Wi-Fiネットワークへのアクセスを簡単に共有可能
- ストレージ最適化の通知や「設定」で「写真」や「メッセージ」などのアプリの使用容量を減らすことが可能
- 緊急SOS機能により、現在地の位置情報に基づいて救急サービスに通話し、また、緊急連絡先へ自動的に通知を送信、現在地の位置情報を共有およびメディカルIDを表示できる
- FaceTimeで、相手のMacまたはiPhoneのカメラからLive Photosを撮影することが可能
- SpotlightとSafariで簡単にフライト状況を確認可能
- Safariで辞書引き、単位換算、計算に対応
- ロシア語-英語の二言語辞典を追加
- ポルトガル語-英語の二言語辞典を追加
- 新しいアラビア語のシステムフォントに対応
- VoiceOverがイメージの説明に対応
- VoiceOverがPDFの表とリストに対応
- 「Siriにタイプ入力」が基本的な検索クエリに対応
- ビデオの音声および点字キャプションに対応
- Dynamic Type機能により、テキストとアプリのUIの文字サイズを大きくできる
- 「色を反転」を再設計し、メディアコンテンツの見やすさを改善
- 「選択項目の読み上げ」と「画面の読み上げ」での強調表示色の改善
- スイッチコントロールのタイプ入力で、単語全体を一度にスキャンおよびタイプ可能
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