ASUSのブースでは、Intel P55 Express搭載のマザーボードとして「P7U Pro」とそのエントリークラスとなる「P7U」の2枚が展示されていた。ともに、DDR3対応メモリスロットを4本搭載して最大メモリ容量は16Gバイト、サポートするメモリクロックは1333MHzとされている。また、リアルタイムでオーバークロック設定が可能な「TurboV」やLinuxベースの「Express Gate」、強力な省電力機能を持つ「EPU」など、従来のASUSマザーボードで採用されてきた機能が導入される。
展示されているマザーボードのレイアウトを見る限り、P7U ProとP7Uの違いは、用意されているPCI Express x16スロットが“Pro”で2本、“ノーマル”で1本となっていることのみであるようだ。なお、P7U ProがサポートするマルチGPU技術については特に明らかにされていない。
ASUSのブースでは、ハイエンドのゲーミングPC向けマザーボードラインアップ「R.O.G」シリーズでIntel X58 Expressを搭載したmicro ATXフォームファクタの「RAMPAGE II GENE」にも注目したい。micro ATXフォームファクタながら、メモリスロットはトリプルチャネルDDR3対応の6本が実装され、PCI Express x16スロットも2本搭載するなど、その拡張性はATXフォームファクタの「Rampage II Formula」に負けていない。オンボードには電源オン/オフ、リセット、CMOSクリアのボタンも用意されている。同様のハイエンドラインアップのmicro ATXマザーとしては、Intel P45 Express搭載の「MAXIMUS II GENE」も展示されていた。
Jetwayで展示されていたIntel P55 Express搭載マザーボードの「HI05」では、拡張スロットとしてPCI Express x16が2本用意される。Jetwayの説明では、サポートするマルチGPU技術はCross FireXのみとされ、現時点ではNVIDIA SLIには対応しない予定らしい。
なお、基板にはグラフィックスカードが差せるスロットが3本確認できるが、一番下にある緑色のスロットはHD DISPLAY SLOTと刻印があるようにADDカード専用とされている(ちなみに、その上にある水色のスロットは8レーンまでの対応)。
また、メモリスロットの近くには正体不明のスロットが1つ用意されている。刻印には「ONIF」とあり、IntelとMicrosoftが標準化を進めている、フラッシュメモリとOSのインタフェース規格をサポートするスロットの可能性がある。
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