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» 2009年09月18日 20時40分 UPDATE

Tegra搭載の“Zune HD”で720p級動画がガシガシ動いた

NVIDIAが、ようやく製品が増えてきたIONとTegraの最新動向をアピール。手のひらに載るTegraデバイスでHD動画をビシバシと動かした。

[長浜和也,ITmedia]

採用製品が増えつつあるIONプラットフォーム

kn_nvidiatgra_03.jpg メジャーPCメーカーのION採用ノートPCとして、3モデルが紹介された

 NVIDIAは、9月18日にION、Tegraプラットフォームに関する最新動向の説明会を行った。NVIDIAのAPACテクニカルマーケティングシニアエンジニアのジェフ・イエン氏は、IONプラットフォームの最新情報として、ヒューレット・パッカードから発表された「HP Mini 311」がIONプラットフォームを採用するなど、IONを採用するPCが増えてきたをアピールした(HP Mini 311についてはHP、人気デザイナー起用の新Netbookを発表を参照のこと)。

 ジェフ氏は、「これまで、400ドル程度のNetbookだからできないことがあっても我慢しなければならないとユーザーは思い込んでいたが、それでも、HD動画が見られないなどの不満を口にするようになってきた」と述べたうえで、「IONプラットフォームを採用したAtom搭載のノートPCならスムーズに再生できる」とアピールし、「Windows 7が登場すれば、これまでCPUで行っていた処理も、GPUが適しているとOSが判断すれば、そちらに処理が移行する」と説明した。

 また、最近増えてきた携帯プレーヤー向けに1080pクラスで2分程度の動画をトランスコードする処理では、Atomとインテル製チップセットで12分かかるところが、AtomとIONの組み合わせは2分ほどで終了するなど使い勝手が格段に向上することがライブデモで紹介された。

 さらに、HP Mini 311にインストールされるArdSoftの「TotalMedia Theater 3」とそのプラグインとして提供される「SimHD」では、SD画質の動画をHD相当にアップスケールする機能が用意されているが、この機能が実用的な速度で動作するのもCUDA環境に対応するIONプラットフォームのおかげであることや、Atomとインテル製チップセットではスムーズに再生できないオンラインのHD動画がIONプラットフォームでは問題なく利用できることもライフデモで示された。

kn_nvidiatgra_01.jpgkn_nvidiatgra_02.jpg 1080p動画のトランスコード処理をIONプラットフォームとインテルプラットフォームとで比較する。IONは2分半程度で終わったが、インテルプラットフォームは3分過ぎても半分も終わっていない(写真=左)。ArcSoftのTotalMedia Theater 3で720×480ドットのSD動画を1440×960ドットにアップスケールする。髪やひげのディティールで違いが分かる(写真=右)

Tegra搭載のZune HDで720pの動画がスムーズに再生

 2008年の6月にARM対応プラットフォームとして発表されたTegraは、2009年6月にTegra搭載ノートPCのサンプルを公開しているが、製品も2009年の秋から登場し始めている(Tegraの詳細については「ARMで問題なし」──NVIDIA、小型デバイス向けプロセッサ 「Tegra」発表連続再生は24時間じゃなくて24日間──“Tegra”採用モバイルノートを公開を参照のこと)。説明会では、Microsoftが9月15日に米国で発表した「Zune HD」とSamsungの「M1」が紹介され、720pクラスのHD動画がスムーズに再生するZune HDの実力がライフデモで示された。

kn_nvidiatgra_04.jpgkn_nvidiatgra_05.jpg Microsoftが米国で発表したTegra採用の携帯メディアプレーヤー「Zune HD」の概要と(写真=左)、展示されていた実機(写真=右)

kn_nvidiatgra_06.jpgkn_nvidiatgra_07.jpg SamsungのTegra搭載携帯プレーヤーの「M1」の概要と(写真=左)、展示されていた実機(写真=右)(Zune HDとM1の採用プラットフォームの記述で誤りがありました。おわびして訂正いたします)

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